道化師(クラウン)を病院に派遣し、闘病中の子どもを励ます活動を続けるNPO法人「日本ホスピタル・クラウン協会」(名古屋市)が、パフォーマンスのライブ配信を計画している。新型コロナウイルスの感染を防ぐための試みで、クラウドファンディング(CF)で支援者を募っている。
協会は全国の96病院にクラウンを無償で派遣し、子どもたちに手品やバルーンアートを披露してきた。しかし、新型コロナの影響で2月末から活動を自粛。病院の面会制限が厳しくなったことも背景にある。
代わりに計画しているのが、オンライン会議システム「Zoom(ズーム)」を使ったライブ配信だ。対象は闘病中の子どもがいる200家族。パフォーマンスとともに、プロの似顔絵師が画面に映った子どもたちの顔を描いてプレゼントする特典もつける。
理事長の大棟耕介さん(51)は「ジャグリングやバランス芸も見せて、子どもたちに笑顔を届けられたら」と話す。自身が経営する「プレジャー企画」(名古屋市)では5月31日、クラウンたちの芸を有料で配信する試みを始めた。客が喜んで拍手する姿を画面上で確認でき、「オンラインでも楽しませられると手応えをつかめた」という。
CFのアドレスは(https://camp-fire.jp/projects/view/278877
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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