「院内感染対策、医療者が徹底しないと」 専門家が警鐘

 和歌山県の病院で、新型コロナウイルスの院内感染が発生した可能性がある。感染症に詳しい専門家は、持病があるなど感染した場合に重症化するリスクが高い人がいる医療機関内の感染を防ぐため、対策を徹底するよう呼びかける。

 西日本で唯一「特定感染症指定医療機関」に指定されている「りんくう総合医療センター」(大阪府泉佐野市)の倭(やまと)正也・感染症センター長は「医療者全員がマスク、手袋、手指衛生を徹底するのはなかなか難しいのが現状で、院内感染が起きてもおかしくはない。感染が広がり始めている今の時期に医療者が徹底しないと食い止められない」と指摘する。

 医療現場では、いつどんな感染症が起きるかわからない。日頃から院内感染を防ぐため、医療者にはマスクや手袋、アルコール消毒を適切にするよう、「標準的予防策」の徹底が呼びかけられているが、完全にはできていないこともある。人から人にうつるだけでなく、環境中にウイルスは残るため、普段から注意する必要がある。

 りんくう総合医療センターでは…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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