隣でどんどん冷たくなっていく――。昨年1月、宮城県大崎市の東北自動車道で、風雪で視界不良となる「ホワイトアウト」下で起きた多重事故で夫を失い、自身も大けがを負った女性(65)=岩手県一関市=が18日、いまだ癒えぬ胸の内を明かした。
昨年1月19日、宮城県利府町の病院での診療が終わり、夫の須藤美洋(よしひろ)さん(当時65)が迎えに来てくれた。
「ゆっくり来てもいいよ」と伝えていたのに予定より早く到着。「少しでも早く私に会いたかったんだと思います」。美洋さんが運転する車の助手席に乗り込み、帰路についた。
■路肩に移動なんてできない …
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル