「難病東大生」が最年少の女性市長に 徳島市長は36歳

 5日投開票された徳島市長選は、まちづくり団体代表の内藤佐和子氏(36)が現職の遠藤彰良氏(64)の再選を阻んだ。先月28日に誕生日を迎えたばかりで、史上最年少での女性市長になる。徳島市内の事務所で支持者らに祝福された。

 県選出の自民の国会議員の支持が分かれ、保守分裂選になった。かつて徳島で三木武夫元首相派と後藤田正晴元副総理派で自民同士で激しく争った時代を引き合いに「令和の阿波戦争」と呼ぶ陣営もあった。

 内藤氏は、自民県連会長の山口俊一氏(衆院徳島2区)や福山守氏(比例四国ブロック)らの支援を受け、遠藤氏は後藤田正純氏(衆院徳島1区)や自民市議団が推した。保守分裂の背景には昨年4月の知事選で、自民県連が飯泉嘉門知事を推薦したのに対し、後藤田氏が新顔の県議を推した経緯がある。福山氏と後藤田氏は次期衆院選の徳島1区の公認を争っている。

 内藤氏は東大法学部在学中の20歳の時、難病の「多発性硬化症」を発症した。弁護士になろうと文学部から再受験して法学部に入り直した矢先。悔しくて泣いた。そこから前を向いた。

 足のしびれや脱力などの症状を…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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