「青春を一緒に過ごした」タンタンにお別れ 献花台設置でファンら涙

 神戸市立王子動物園(同市灘区)で飼われていた雌のジャイアントパンダ「タンタン」が死んだことを受け、同園は2日、園内に献花台を設置した。午前9時の開園時間から、多くのファンが訪れ、花を手向けた。

 献花台はパンダ館の屋内通路につくられた。タンタンが使っていた寝台を設置し、その上にタンタンの写真や大好物のタケノコなどが置かれた。

 神戸市灘区の会社員、江原章人さん(30)は、午前8時半から並んで先頭で献花した。小学生の頃から100回以上同園を訪れたといい、「タンタンと一緒に青春を過ごした」。

 訃報(ふほう)は、スマホに届いたニュース速報で知った。信じられなかったが、献花台を見て実感が湧いたという。

 タンタンのイラストが描かれたパーカに身を包み「阪神・淡路大震災後の神戸を勇気づけてくれた」と、涙を目に浮かべて語った。(杉山あかり)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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