謎めいた名前のパンが、東京大学と京都大学で人気を集めている。特に受験・試験シーズンに売れるという「頭脳パン」。いったい、どんなパンなのか。
昨秋の昼下がり、東大の本郷キャンパス(東京都文京区)。生協のパン売り場に、ずらり並ぶパンがあった。横に長いコッペパンとはいえ、商品の並ぶスペースはメロンパンなどの定番商品よりも広い。
パッケージには「頭脳パン」の文字があしらわれ、眼鏡をかけた博士風のイラストが描かれている。味はピーナツやチョコレートクリーム。学生たちが手に取り、購入していった。
東大消費生活協同組合の職員らによると、正確な記録はないが、このパンを置き始めたのは「20年以上前からと思う」。学生や職員には、おなじみの商品だ。見学に来た受験生らが面白がってお土産に買っていくことも多い。学園祭「五月祭」などの際には、ワゴンに山積みにした頭脳パンが1日100個売れることもあるという。
買った人に理由を聞いてみた。…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル