「風の電話」がベルリン映画祭で公式上映 監督ら登壇

 ベルリン国際映画祭で23日(日本時間24日)、日本映画「風の電話」が、若い観客のための作品を集めたジェネレーション部門で公式上映された。上映終了後には諏訪敦彦監督、出演したモトーラ世理奈さん、渡辺真起子さんが登壇。満場の観客から温かく強い拍手が何度も起こった。

 モトーラさん演じる主人公のハルは東日本大震災で家族を失った高校生。広島で伯母(渡辺)と住んでいたハルが、かつて家のあった岩手県大槌町に一人で向かう。旅の途中に出会った様々な人との交流を通じ、心が再生していく物語だ。

 上映後のQ&Aでは、会場から活発な質問が出た。「これは日本社会のポートレートではないか」という質問に諏訪監督は「その通りです。(震災から時が経って)見た目はきれいになってきても、人の心は簡単には変わらないという思いがありました」と答えた。

 モトーラさんは故郷への旅につ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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