八王子市の精神科病院で患者が暴行を受ける様子=被害者側弁護士提供
入院患者の頭を殴ったとして、東京都八王子市の滝山病院の看護師の男が警視庁に暴行容疑で逮捕された事件で、被害者側の代理人弁護士が17日に記者会見し、「病院で患者への虐待が蔓延(まんえん)している可能性が高い」と主張した。都に16日、調査と厳重処分を求める申入書を出したという。
代理人の相原啓介弁護士によると、2021年夏ごろ、病院関係者から相談を受け、入院患者10人から話を聞いた。暴言や暴行、医師の指示がないと思われる身体拘束を受けた、などの証言があったという。
関係者を通じて動画・録音も入手したといい、17日に公表した。病院スタッフとされる人物が「口の利き方に気をつけろよ」「腕の骨折るぞ」「何でものの頼み方がわかんねえんだよ!」などと言いながら、殴ったり脅したりする様子が記録されていた。
また相原弁護士が都に提出し…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル