「高3からでは遅い」 海外ルーツだからこそ必要なキャリア教育

 海外にルーツのある生徒に、学校生活を通じてキャリア教育の授業を始めた高校がある。進路担当の教員が「3年生から考えたのでは遅い」と話す進路選択。海外ルーツの生徒には、どのような課題があるのか。

 「就職先は、留学生向け説明会で探しました」

 教壇には、スーツを着たネパール人男性。いつ来日し、どうやって就職活動をしたのか、自身の経験を語った。その様子を、4人のネパール人生徒がじっくりと聞いていた。

 東京都立六郷(ろくごう)工科高校定時制で12月中旬に行われたキャリア教育の授業。この日は、大手コンビニで働く外国籍の社員と、同校の卒業生が、それぞれの進路選択を振り返り、生徒たちに話した。

 同校では昨年6月から、ホー…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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