26日発売の時代劇漫画誌「コミック乱」の9月号で、さいとう・たかをさんの人気連載「鬼平犯科帳」が不掲載となった。「鬼平犯科帳」は「ゴルゴ13」と並ぶさいとうさんの代表作の一つ。池波正太郎さんの小説が原作で、1993年の連載開始からこれまでは休載することなく続いていた。編集部の脚本ミスが理由という。
発行元のリイド社はホームページにおわび文を掲載。編集部が用意した脚本を元にさいとうさんが制作に取りかかったが、脚本内容が過去に掲載された話と酷似していたという。さいとうさんの指摘を受けて編集部で確認を取ったが、締め切りまで時間がなく、代替の脚本もないことから、不掲載になったという。
「全ては弊誌編集部の確認不足と数々の不手際が招いた事態」とし、「さいとう先生に25年以上もの長期にわたって一度の休載も無く続けていただいていた連載を、このような形で途切れさせてしまったことは慚愧(ざんき)に堪えません」とおわびしている。(加藤勇介)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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