人気アニメ「鬼滅の刃」の海賊版DVDを販売したとして、茨城県警は27日、会社員服部弘太郎容疑者(40)=福岡県那珂川市松原=を著作権法違反の疑いで逮捕し、発表した。「DVDを売ったのは間違いない」と話す一方、「海外で扱われている正規品だと思った」などと、犯意を否認しているという。
県警によると、服部容疑者は3月ごろ、違法に複製された同作全26話のDVD3枚組み(税込み9700円)をインターネット上の大手ショッピングサイトで茨城県内の女性2人に販売し、アニメ配給会社「アニプレックス」(東京)の著作権を侵害した疑いがある。今年春ごろ、県警に配給会社から情報提供があったことなどから捜査を進めていた。
県警が服部容疑者の輸入状況を税関に照会したところ、9月下旬に同作を含むDVD約600枚が輸入されていることが分かり、大阪税関を通じて押収した。
服部容疑者の口座には2019年5月~今年4月、海賊版の販売で売り上げたとみられる1150万円が入金されていたという。服部容疑者は「マレーシアから輸入して販売していた」と供述しており、県警は余罪があるとみて、入手経路などを詳しく調べている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル