11日にあったプロ野球新人選択(ドラフト)会議で、中部学院大学(岐阜県関市)の坂田怜投手(22)が広島から育成4位で指名された。昨春に心臓手術を受け、最速143キロだった球速は10キロ以上も落ちたが、新たに習得したナックルボールがスカウトの目に留まった。「魔球」とともに逆境からはい上がった右腕がプロへの道を切り開いた。
体調の異変に気づいたのは昨春だった。激しい動悸(どうき)が起こり、少し走るだけでも息が切れた。看護師の母親に相談し、すぐに病院で検査を受けた。
診断結果は、心臓の病気「バ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル