自民党は29日、政府が導入の可否を検討する「9月入学制」に関するワーキングチーム(WT)の会合を開き、今年度と来年度の導入は困難とする提言案を示し、おおむね了承を得た。制度としての9月入学については、長期的な課題として引き続き検討する。6月1日に再度会合を開き、政府への最終的な提言案をまとめる。
提言案は、来年までの9月入学の導入について、「国民的合意や実施に一定の期間を要するため、直近の導入は困難である」と明記した。一方で、9月入学の意義に関し「国際化への対応のみならず、令和の時代に求められる教育改革を実現する契機となり得る」と強調。省庁横断型の会議体などを設置して政府に検討するよう求めた。
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