「15のパワハラ行為」、遺族側が意見書公表 宝塚側に認定求める

 宝塚歌劇団兵庫県宝塚市)の劇団員の女性(25)が死亡した問題で、遺族の代理人弁護士は7日、歌劇団などに提出した意見書を公表した。遺族側は上級生(先輩劇団員)らによる主に15のパワーハラスメント行為があったとの見解を示し、改めて歌劇団にパワハラを認めるよう求めた。

 女性の死亡をめぐっては、歌劇団が11月14日に発表した調査報告書で、長時間に及ぶ活動などの管理責任を認めたが、上級生によるパワハラは確認できなかったとしていた。

 遺族側は意見書で、上級生がヘアアイロンで女性の髪を巻き、やけどを負わせたことや、新人公演の「ダメ出し」で人格否定のような言葉を浴びせたこと、宙(そら)組の組長らが「下級生の失敗はすべてあんたのせいや」などと叱責(しっせき)を繰り返したことなどはいずれもパワハラにあたると主張した。また、歌劇団の調査報告書は劇団員の複数の証言があっても、「パワハラの事実を裏付ける内容については証拠として採用していない」として、調査方法を批判した。看護師の「あとには残らない程度のやけど」などとの証言は「虚偽であり、裏付ける証拠はない」と反論した。

 パワハラを裏付ける証拠とし…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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