ネット銀行の口座開設などの際に携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)に送られる認証用コードを、携帯電話番号とともに教えると報酬を払うという勧誘を宮崎県内の中高生が受けていたことが分かった。県警は詐欺などに悪用される恐れがあると注意喚起している。
県警サイバー犯罪対策課によると、中高生は4月4日、SNSで知り合った人物から「電子マネーで報酬を支払う」と持ちかけられ、相手の言うとおりに認証コードなどを伝えたという。生徒はネット銀行の口座を開設され、家族の指摘で警察に相談して発覚した。勧誘してきた人物は「紹介料を支払うので、友人に広めてほしい」とも伝えてきていたという。
認証用コードは、アカウント開設やログイン時の2段階認証のため、登録した携帯電話番号に送られてくる数桁の数字。このコードを使えば、利用者と違う携帯端末からでもログインなどが可能になる。悪用すると、利用者になりすまして不正なSNSのアカウント開設やネット銀行の口座開設、ネットでの買い物も可能だ。
県警は、詐欺グループが事情…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル