アイスホッケー女子日本代表の主将として3大会連続で冬季五輪に出場した大沢ちほさん(30)が10日、現役引退会見に臨んだ。「競技から離れるのは寂しいが、25年間、ずっと楽しくて、ずっと幸せな競技人生だった」と述べ、今後は競技の普及に全力を注ぐ。
大沢さんは元日本代表の父の影響で6歳でアイスホッケーを始め、北海道・苫小牧東高在学時に日本代表初選出。パワーとスピードを武器としたFWで活躍し、五輪出場が常連となった「スマイルジャパン」の象徴的な選手に上りつめた。
大沢さんは引退を決めた理由について「北京五輪の予選4試合を戦って、今できるパフォーマンスが限界だと感じた」と明らかにした。次の五輪に向け、現在の能力を維持するのが精いっぱいで低下は免れないと悟り、決断したという。
すでに2030年の冬季五輪…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル