「成人の日」の10日、各地で成人を祝う行事が開かれた。新型コロナウイルスの変異株・オミクロン株の感染が急速に広がり、各自治体は対策に心を砕いた。
京都市の新成人は約1万4700人。左京区の市勧業館「みやこめっせ」では10日、市主催の「はたちを祝う記念式典」が開かれ、4998人が参加した。
新型コロナウイルスの感染が急拡大し、京都市は対策として式典を3回に分けて開いた。さらに、みやこめっせ内や近くのロームシアター京都に「リモート会場」を設け、式典の様子を中継映像で流した。
参加者を分散させたことで、メイン会場に入った人数を定員5千人の約3割程度まで抑え、新成人たちが座る席の間隔を約1メートル確保することができたという。
会場に向かう新成人たちの列の近くには「ソーシャルディスタンスを保ってください」と書かれた看板が掲げられた。入り口には消毒液を置き、体温を測定した。
看護師をめざしているという大学2年の松川爽一郎さんは「(コロナ禍に追われる)医療従事者を尊敬のまなざしで見ている。自分もそうなりたい」と話した。(徳永猛城)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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