「8900万円当選」突然のメール、「詐欺ばい」注意されたが店に

鈴木優香

 ニセ電話詐欺の被害を未然に防止したとして、福岡県警糸島署はこのほど、署に隣接するコンビニエンスストア「ローソン糸島警察署前店」(糸島市前原中央1丁目)の花北英之店長(40)に感謝状を贈った。

 署によると、7月25日午後2時ごろ、70代女性が、電子マネーを「1万円分購入したい」と店を訪れた。花北店長は「お年寄りが買うことはあまりない」と不審に思い、すぐに糸島署に相談。署員が駆けつけ、ニセ電話詐欺とわかった。

 女性はコンビニを訪れる前日に「ネットのクイズで8900万円が当たりました」というメールを受信。その振り込みを受けるのに1万円が必要という説明を真に受けて来店していた。

 女性はメールを受信したことを義理の息子に話したところ「それは詐欺ばい。ダメよ、払っちゃ」とたしなめられたが、翌日、家族に黙って店を訪れたという。

 高以来憲一署長は「市民の貴重な財産を守っていただいた」と感謝した。(鈴木優香)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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