さいたま市立の小中学校で、PTAに入っていない家庭が2017年度からの5年間で約9倍に増えた。背景には、保護者にとって会合や行事の手伝いなどの負担が大きいこともあるとみられる。改革を進めているPTAの例から、持続的な活動ができるヒントを探った。(小林未来)
市内のPTA非加入家庭は、市教育委員会によると21年度は470家庭。全体の0・55%だが、17年度の54家庭から増えた。背景には、「PTAは任意加入で入会には意思確認が必要」と市教委が18年度に通知を出したことや、活動の負担が重いと感じる人が増えたことがあるとみられる。
改革①「PTAダイエット」で委員会スリム化
一方、2年前に「PTAダイエット」を始めた大谷場東小学校(南区)のPTAでは、積極的に活動に参加する人が多くなった。
最初に改革に着手したのは、「委員会」だった。
「広報」「文化」「選考」の各委員会(10~15人)と、「地区委員会」(約20人)があった。福戸美帆会長によると、子ども1人につき1回は委員をやるノルマがあり義務感での立候補が多かったという。
そこで「広報紙の発行は年1…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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