会社の採用試験で使われるWEBテストを就活生の「替え玉」として受検したとして逮捕された会社員、田中信人容疑者(28)=大阪市北区=が、警視庁の調べに対し、英語能力を測る「TOEIC」のオンライン受検の代行も請け負っていた、という趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材でわかった。
田中容疑者は就活生の女子大学生の依頼を受け、WEBテストを代わりに受検したとする私電磁的記録不正作出・同供用容疑で先月21日に逮捕された。自身のツイッターで京大院卒の学歴をアピールし、約300人の依頼を受けて代行受検したとみられている。さらに逮捕後の調べで、TOEICについても代行を認める供述をしたという。
捜査関係者によると、田中容疑者はツイッター上で今年2~3月、「たまにTOEICのご依頼を受けます」「700以上、800以上とかなら余裕で対応できますので気軽にご相談ください」などと投稿。「TOEIC代行しましたが、わざと10問近く間違えたのに785でした」などと実際に代行したとみられる内容の発信もしていた。警視庁が7月に自宅を家宅捜索した際にはTOEIC対策の参考書が複数見つかったという。
「監視型は受けられません」
TOEICは、英語の聞き取…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル