【そもそも解説】全国で深刻化する教員不足 なぜ起こる?解決策は?

 全国の学校で、計画していた数の先生が配置されない「教員不足」が起きています。原因は、解決策は。Q&A形式で解説します。

 Q 学校の先生が不足しているの?

 A 各学校に必要なはずの教員の数が満たせない例が近年、相次いでいるんだ。今春には算数の学力を伸(の)ばすために追加で配置された教員が学級担任に回されたり、特別支援(しえん)学校で決められた数の学級担任が用意できなかったりしたよ。

 Q 何人ぐらい足りないんだろう。

 A 文部科学省が昨年4月の状況(じょうきょう)を調べたら、全国の公立小中学校、高校、特別支援学校の5・8%にあたる1897校で2558人不足していた。小学校の学級担任が474人(昨年5月時点)足りず、校長や教頭らが授業をしたよ。今年は調査していないが、東京都教育委員会は都内の小学校で約50人が、島根県教委も小学校などで過去最多の32人が一時不足していたことを明らかにした。

教員目指す人の減少 背景に

 Q なぜ不足するの?

 A 学校に必要な教員の数は…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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