【写真・動画】陸自最大の実弾演習 弾薬10・6億円、戦車も次々

【動画】陸上自衛隊の東富士演習場で行われた実弾演習「富士総合火力演習」=代表撮影

 陸上自衛隊による最大の実弾演習「富士総合火力演習」が28日、静岡県の東富士演習場であった。離島防衛を想定し、戦車や戦闘機動車などの約36台が参加。この日だけで約10億6千万円分の弾薬が使われたという。

 この日の演習のシナリオは次のような内容だ。

 相手の侵攻に備え、離島に事前に上陸していた隊員が沿岸部で配置につき、艦艇で近づく相手に対艦ミサイルなどで攻撃。相手が上陸後は戦車に匹敵する大砲を持つ8輪の機動戦闘車などで応戦しつつ、空挺(くうてい)部隊や水陸両用部隊が拠点を設け、相手の陣地に迫撃砲や大砲を放つ。迫ってきた相手の戦車には、対戦車ミサイルで攻撃する。

 シナリオの終盤に登場したのが戦車だ。最重量の90式戦車のほか、相手の情報を仲間と共有して効率的に射撃できるシステムが入った最新式の10式戦車、車高を下げて相手から見えにくくできる74式戦車が現れ、相手に見立てた標的を次々と射撃して存在感をアピールした。

 陸自の戦車をめぐっては、先…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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