大型で非常に強い台風9号は、2日(水)夜に九州北部へ最接近し、3日(木)は朝鮮半島へ進むでしょう。台風10号は今後、特別警報級の勢力まで発達し、6日(日)から7日(月)にかけて奄美から西日本に接近・上陸するおそれがあります。 台風9号は九州の一部を風速25メートルの暴風域に巻き込みながら、3日(木)未明には朝鮮半島へ進む予想です。大型で強い風の吹く範囲が広いため、九州では3日(木)にかけて強い風に警戒が必要です。最大瞬間風速は50メートルと予想され、走っているトラックが横転したりするおそれがあります。暴風や高波、高潮にも警戒が必要です。 また、台風本体の雨雲がかからなくても、湿った空気が流れ込む影響で大気の状態は非常に不安定です。四国では3日(夜)にかけて多い所で300ミリの大雨が予想されています。土砂災害や河川の増水にも警戒してください。 台風10号は今後発達を続け、記録的な大雨や暴風をもたらすおそれがあります。日本近海は海面水温が平年よりもかなり高いため、台風が発達しやすい状況が続いています。中心気圧は930hPaまで下がり、最大風速は50メートルという「特別警報級」にまで発達し、6日(日)から7日(月)にかけて奄美から西日本に接近・上陸するおそれがあります。 台風の進路に近い地域の方は、風に飛ばされやすい物は室内にしまう、側溝や排水溝の水はけを良くしておく、停電に備えてライトやバッテリーを用意する、避難場所を確認するなど、早めの備えが必要です。(気象予報士・元井美貴)
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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