来週前半にかけて梅雨前線が日本付近に停滞するため、4日(土)に記録的な大雨となった九州を中心に土砂災害や川の氾濫に厳重な警戒が必要です。 5日(日)の午前中は、種子島・屋久島地方を中心に梅雨前線による活発な雨雲がかかるでしょう。昼頃になると、熊本県や鹿児島県の本土に再び発達した雨雲が流れ込み、非常に激しい雨の降る所があるでしょう。さらに梅雨前線の影響は、来週前半にかけて続く見込みです。少なくとも来週8日(水)ごろにかけては、西日本中心に雨量が多くなり、東日本でも大雨になるおそれがあります。 4日(土)大雨特別警報が発表された熊本県や鹿児島県では、4日(土)午後6時~6日(月)午後6時までの2日間でさらに300ミリを超える大雨になるおそれがあります。すでに地盤が緩んでいる地域や川が増水、氾濫した所もあり、少しの雨でもさらに被害が拡大するおそれがあるため、土砂災害や川の氾濫に厳重に警戒をしてください。また、雨が弱まったり、止んだあとも土砂災害が発生したり川が氾濫することもあるため、危険な場所からは離れるようにしてください。 5日(日)は広く雨となりますが、北海道は晴れて30℃近い暑さの所もありそうです。関東は晴れたり雨が降ったり、変わりやすい天気になるでしょう。神奈川県や千葉県など沿岸部ほど雨が降りやすくなります。東京の最高気温は30℃で蒸し暑くなるでしょう。 (気象予報士・内藤俊太郎)
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