今週、気象庁から今年の夏の予報が発表されました。
気温は東日本・西日本と沖縄・奄美で平年よりも高くなる予想。降水量は全国的にほぼ平年並みと予想されています。
3ヶ月平均するとこうした傾向が出ていますが、もう少し具体的にみると、時期によって雨や気温の特徴が見えてきます。
6月早々には梅雨前線が本州付近で活発となって、特に西日本を中心に雨量が多くなるおそれがあります。その後、7月前半にかけて、各地で梅雨らしい梅雨となるでしょう。
ただ梅雨から本格的な夏へは、メリハリのあるバトンタッチになりそうで、7月後半には、夏の太平洋高気圧が勢力を増して、日本付近を覆ってきます。この時期に梅雨明けを迎えるところが多いでしょう。
8月は高気圧が強く、特に西日本や東日本を中心にいつもの夏以上に厳しい暑さが予想されます。
目先、気になる梅雨入りのタイミングですが、那覇に注目すると日曜日から晴れ続きで、沖縄は梅雨の中休みに入る一方、鹿児島は土曜日から雨続きです。週末にも九州南部では梅雨入りする可能性があります。その他の西日本や東日本も、来週前半は曇りや雨のぐずついた天気ですが、後半は天気が回復するでしょう。
ただこれらの地域も、再来週になると続々と梅雨入りする可能性があります。今年も出水期が近づいていますので、今のうちに大雨への備えをするようにしてください。
<九州~東北の梅雨入りの平年>
九州南部 5月31日ごろ
九州北部・四国 6月5日ごろ
中国・近畿 6月7日ごろ
東海・関東甲信 6月8日ごろ
北陸・東北南部 6月12日ごろ
東北北部 6月14日ごろ
(気象予報士・吉野元子)
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