現在、台風20号と21号、二つの台風が発生しています。そのうち台風20号はこのあと温帯低気圧に変わりますが、秋雨前線と合体して局地的に大雨をもたらすおそれがあります。
また、被災地でも雨が予想されていますので、引き続き、警戒が必要です。
まずは台風21号。今後も発達しながら北上しますが、週後半には東へカーブするような進路となるため、日本列島も直撃するようなことはなさそうです。ただ、太平洋沿岸では次第に波が高くなりますので、船舶などは注意が必要です。
一方、台風20号は厄介で、今後は温帯低気圧に変わりながら北上しますが、台風の進行方向には前線が停滞しています。その前線に取り込まれるような形となるため、前線+台風(もしくは温帯低気圧)のまとまった雨雲がかかり、局地的に大雨になるおそれがあります。
きょう21日(月)の夜からは四国や近畿、東海を中心に活発な雨雲がかかり、雷を伴って激しい雨の降る所がありそうです。
あす22日(火)にかけては、台風19号の被災地でもまとまった雨雲がかかって、雨脚の強まる所があるでしょう。被災地では少しの雨でも危険な状況が続いていますので、引き続き警戒が必要です。
今週は晴れが長く続くのは沖縄くらいで、全国的に雲が広がりやすくなりそうです。湿った空気の影響で不安定な天気となり、雨マークのない所でもにわか雨の可能性があります。
また、日中の気温はこの時季としては高めですが、東京は日ごとの気温変化が大きくなりそうです。服装えらびや体調管理にお気をつけください。
(気象予報士・多胡安那)
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