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今年も東京の木枯らし1号の発表がない可能性が高くなっています。2年連続で発表がないのは、統計開始以来はじめてのことです。これには、昨年も今年も秋の気温が高かったことが関係しています。
東京の木枯らし1号の発表がなかったのは、1951年の統計開始から約70年ほどで5年ありますが、2年連続で発表がないとなると、今回はじめてとなります。
東京の木枯らし1号の発表の条件は、10月半ばから11月末までの間で、気圧配置が西高東低の冬型となって、季節風が吹くこと。東京における風向が西北西~北で、最大風速がおおむね風速8メートル以上であることが条件です。
11月20日に最大風速が7.2メートルと近いものはありましたが、基準に届かず発表には至っていません。
今月末までの天気図をみても、強い冬型の気圧配置はないため、強い北風、木枯らし1号の発表はなさそうです。
昨年も今年も秋(9月~11月)の気温が高く、強い寒気の流入が少なかったために、強い冬型の気圧配置になることがあまりなかったからといえます。
今年は、1か月遅れで季節が進んだような秋でした。
ここ100年でみても、秋の気温は特に高くなっている傾向があり、季節の進み方が変わってきています。
この傾向が続くと、この先も東京の木枯らし1号の発表がない年が多くなる可能性があると考えられます。
ただ、今週は強い北風はないものの、季節が進み、週末にかけて、寒さが再び厳しくなりそうです。防寒対策はしっかりとなさって下さい。
(気象予報士・長谷部愛)
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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