今週前半にかけて梅雨前線の影響で、九州から東北にかけて、大雨になるおそれがあります。土砂災害などの他、気温・湿度ともに高いため、熱中症や食中毒、カビの繁殖など衛生面でも注意が必要になりそうです。 この先も停滞する梅雨前線の影響で、九州から東北にかけては雨が降りやすく、一時的に激しい雨が降る所があるでしょう。 水害の際に注意する点として、「熱中症」や「衛生管理」があります。
熱中症のなりやすさを示す暑さ指数は、今週前半は九州を中心に「厳重警戒」と室内でも熱中症のリスクがあるレベルです。復旧作業など激しい作業をする時や、車内・テントでは熱がこもるため、特に熱中症のリスクが高くなります。こまめに水分補給をしたり、休憩を取るなど十分に注意なさって下さい。
さらに、細菌性の食中毒は気温30℃以上、湿度70%以上で起こりやすく、カビは、25℃以上、70%以上で繁殖しやすくなると言われています。熊本などを含む九州では、今週は基準を上回る時間が長くなりそうです。 コロナウイルスなど感染症への懸念もありますが、衛生管理にも気を配ることが必要になりそうです。様々な面で、心労が大変大きいかと思いますが、どうか体調を崩さないようにお気をつけ下さい。 (気象予報士・長谷部愛)
Source : 国内 – Yahoo!ニュース