国立感染症研究所がまとめた10日から16日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱(プール熱)の定点医療機関当たりの患者報告数が2週連続で減少した。12週連続で増加していたヘルパンギーナ、2週連続で増加していた手足口病は減少に転じた。【新井哉】 〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約38.4%減の1.09人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、香川(3.04人)、大分(2.33人)、富山(2.31人)。 〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約46.4%減の0.39人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、佐賀(4.61人)、熊本(4.32人)、大分(3.31人)。 〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約44.4%減の0.35人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、福岡(1.4人)、宮崎(1.2人)、鳥取(1.16人)。 〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約23.5%減の0.13人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、沖縄(0.79人)、高知(0.46人)、鳥取(0.42人)。 〔手足口病〕報告数は前週比約38.9%減の0.11人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鹿児島(0.6人)、岡山(0.37人)、高知(0.36人)。
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