【更新中】10年に一度の低温 東京都心で初雪、きょう空の便欠航も

【動画】京都ー山科間で立ち往生した列車から降り、最寄りの山科駅へ歩く乗客ら=乗客提供

 この冬一番の最強寒波が24日から日本列島に到来し、各地で荒れた天気が予想されています。交通障害や生活への影響などを、いち早くタイムラインでお届けします。

■■■1月25日■■■

01:00

JR京都線など、列車16本が乗客を乗せたまま駅間で立ち往生

 JR西日本によると、24日午後8時ごろからJR京都線と琵琶湖線が、午後9時ごろからは山陽線がそれぞれ大雪の影響で運転を見合わせている。乗客を乗せたまま計16本の列車が駅と駅の間で動けなくなった。

 うち3本の列車については乗客が降車し、最寄り駅などに歩いて移動した。残り13本には乗客が乗ったままで、京都市消防局によると、3人が体調不良を訴えて病院に運ばれたという。

■■■1月24日■■■

22:00

上信越道で車40台が立ち往生

 東日本高速道路によると、長野県北部の上信越道下りの信濃町IC―豊田飯山IC間で、24日午後5時ごろから車約80台が動けなくなり、午後10時の時点で約40台が立ち往生している。

 道をふさぐ形で止まった車両があり、後続の車が身動きできない状態になったという。

22:00

JR西日本、25日の特急37本の運休を発表

 JR西日本は24日、雪の影響で、大阪・京都と北陸・山陰を結ぶ特急の「はまかぜ」や「スーパーはくと」など、京阪神エリアを発着する25日の特急列車計37本を運休すると発表した。

22:00

近鉄や南海で遅延や運休、山陽新幹線で一時運転見合わせ

 近畿日本鉄道によると、午後6時ごろから降雪の影響で京都線などで一部列車の運休や遅延が発生。午後8時50分ごろには大阪上本町発榛原行き準急が大和朝倉―長谷寺間を走行中にスリップして動かなくなり、約1時間にわたって停止した。

 南海電鉄は午後8時20分ごろから南海本線、空港線、加太線の全線と高野線の一部区間で運転を見合わせた。

 JR西日本によると、午後8時ごろ、相生駅で信号トラブルが発生。山陽新幹線の新大阪―岡山間の運転を一時見合わせたが午後10時に再開した。現地調査の結果、雪が線路の切り替え部分に挟まっていたことが判明したという。

20:50

全日空が25日の85便の欠航を発表

 全日空は25日に稚内、函館、大館能代の各空港に発着するすべての便と、東北や北陸など日本海側の空港に発着する一部の便、計85便の欠航を決めた。

 24日の欠航は94便に及び、約4100人に影響した。

20:00

 気象庁は24日、東京都心で初雪を観測したと発表した。東京管区気象台の職員が同日午後8時ごろ、目視で確認した。平年より21日遅く、昨冬より29日遅かった。

20:00

名阪国道が通行止め 初の計画規制 亀山―天理間

 名阪国道(三重県亀山市奈良県天理市)が24日午後7時から大雪で全面通行止めになった。事故回避の観点から事前の計画的な通行止めに初めて踏み切った。全面通行止めも初めてという。解除のめどはたっていない。

 三重県側を管理する国土交通省北勢国道事務所によると、雪による本格的な交通規制は2017年1月以来。降雪による事故の報告は24日午後8時時点ではないが、奈良県側で大型トラック数台がチェーンを装着するために停車し、後続車両などがノロノロ運転になっているという。事務所では「効果的な除雪作業をして早期再開をめざす」としている。

19:10

 岡山地方気象台は、岡山県真庭市で24日午後7時までの6時間に41センチの顕著な大雪を観測したと発表した。強い雪は25日朝にかけて続く見込みで、深刻な交通障害が発生する恐れが高まっていると注意を呼びかけている。

18:30

 日本郵便は25日から、新潟県全域で荷物の引き受けを当面停止すると24日発表した。他都道府県から新潟に送る荷物の引き受けも当面停止する。ゆうパックやゆうパケット、ゆうメールが対象となる。また交通規制などの影響で、日本海側を中心とした地域で郵便物やゆうパックなどの配達に遅れが出ている。

 郵便局の窓口業務にも影響が出ており、24日午後6時現在、新潟県や山口県香川県などの16郵便局で窓口業務を休止している。

18:00

近畿の高速道路で通行止め始まる

 雪の影響で、ネクスコ西日本管内の高速道路では、午後6時ごろから、京滋バイパスや第二京阪道路、京都縦貫道、京奈和道などで通行止めを開始した。

17:00

長野県の上信越道で一時70台が立ち往生

 東日本高速道路(NEXCO東日本)によると、24日午後5時前、長野県北部の上信越道下り信濃町IC―豊田飯山IC付近で車約70台が一時、立ち往生した。滞留した車両のうち20台あまりは5時20分時点で動き出したことが確認され、その後も徐々に解消されたとみられるという。

17:00

路面凍結でスリップ、トンネル内で6台絡む事故 福岡

 福岡県筑紫野市の県道トンネル内で、軽貨物車やトラックなど6台が絡む追突事故が発生した、と福岡県警が発表した。トンネル内は凍結した状態だったという。

 筑紫野署によると、24日午後2時ごろ、先頭の軽貨物車がスリップして横転。後続の乗用車もスリップし、普通貨物車が乗用車に追突するなど、後続車が次々とぶつかったとみられる。運転手ら数人が搬送されたが、いずれも打撲などの軽傷という。

18:30

名古屋でも雪 気象台注意呼びかけ

 名古屋市中心部でも午後6時過ぎから断続的に雪が降り始めた。名古屋地方気象台によると、午後6時半現在の名古屋市の気温は零下0・6度。同気象台は「短い時間でも雪が降り積もる可能性がある。路面の凍結や事故に気をつけてほしい」と呼びかけている。

18:00

金沢市の兼六園は入園者半減

 金沢市の兼六園でも園内の木々が雪化粧していた。管理事務所によると、24日の入園者数は1461人で、前日の半分以下だったという。

 担当者は「午前中は外国の方が中心に訪れたが、午後から強い風が吹き始めて入園者が一気に減った」。25日の開園に向け、枝に積もった雪を落としたり園路の除雪をしたりするという。

16:00

阪神高速湾岸線が強風で通行止め

 阪神高速4号湾岸線の泉佐野南―りんくうジャンクション間が、強風のため午後4時から上下線とも通行止めになった。

17:30

山形新幹線、あす区間運休へ 福島-新庄間

 JR東日本によると、25日は大雪が予想されるため、山形新幹線の福島―新庄間で終日運転を見合わせる。また、東京―福島間でも運休や行き先変更などの可能性があるという。

【動画】山形でも降雪強まる=小川尭洋撮影

15:00

福岡県内の一部の学校、あす臨時休校

 北九州市教育委員会は24日、すべての市立学校を25日に臨時休校すると決めた。大雪の影響で、通学時の安全確保が難しくなるおそれがあると判断した。小学校128校、中学校62校、特別支援学校8校、幼稚園4園、市立高校と戸畑高等専修学校

 24日も、一部の学校で下校時間を早めたり、全中学校で部活動を中止したりする。

 福岡市内では24日午後3時時点で市立学校2校が臨時休校し、19校が下校時間を繰り上げた。25日は、特別支援学校全8校と小中2校が休校を決めたほか、16校が登校時間の繰り下げを予定している。

13:45

山形県内の国道112号の月山道路が通行止めに

 山形県内の国道112号の月山道路(西川町鶴岡市)が、吹雪による視界不良で全面通行止めに。

13:30

西日本を中心に約2240戸が停電

 経済産業省によると、雪の影響で西日本を中心に約2240戸が停電した。24日午後1時半時点で、中部電力約660戸▽関西電力約30戸▽中国電力約580戸▽四国電力約700戸▽九州電力約240戸の停電を確認している。

 各電力会社は発電機車を出し、対応にあたっている。経産省では20日午後3時に災害連絡室を設置している。

13:30

九州内の高速道路、午後から予防的通行止め 西日本高速道路

 西日本高速道路は午後2時以降、大雪に備えて、九州内の高速道路の一部を予防的に通行止めにする。

 午後1時半時点で通行止めとなっているのは、九州道の福岡インターチェンジ(IC)―小倉東ICの上下線、東九州道の中津IC―北九州ジャンクション(JCT)の上下線など。

 このほか、午後2時からは、九州道や長崎道西九州道や大分道の一部区間と、長崎バイパスの全線を通行止めにするという。

 また、福岡北九州高速道路公社によると、北九州都市高速道路は24日午後0時40分過ぎから、1~5号線が全線で通行止めになった。積雪や路面凍結、見通し不良のためという。

12:15

日本海側、24日夕方から降雪強く 短時間で積雪急増も 気象庁

 気象庁は24日正午過ぎ、大雪の見通しを更新し、発表した。昨日から大きな変化はないが、期間や範囲を変更した。

 それによると、広範囲の大雪は25日まで、局地的な大雪は26日まで続く見通し。

 日本海側ではすでに広い範囲で雪が降っている。特に24日夕方から25日昼前は東日本と西日本の日本海側を中心に降雪が強まり、積雪が短時間に急激に増える所がある。

 24日夕方から夜にかけて普段降雪が少ない関東南部の平野部でも雪が降り、積雪となる所がある。気温は引き続き全国的にかなり寒くなり、10年に一度ほどの低温となる。

11:55

倒れてきた木が当たり男性死亡 大分県別府市

 24日午前11時55分ごろ、大分県別府市南畑の路上で、同市内の団体職員、高原重伸さん(62)の頭部に倒れてきた木が当たり、高原さんは病院に運ばれたが約1時間後に重症頭部外傷で死亡した。

 県警別府署によると、高原さんが路上の倒木を動かそうと車から外へ出たところ、新たに2本の木が倒れてきたという。同乗者が事故を目撃していた。

 付近は当時風が強かったといい、別府市防災危機管理課は「事故原因は調査中だが、寒波による強風の影響で木が倒れた可能性がある」として、災害による人的被害と発表した。

10:00

大阪環状線や京都・神戸線など運休の可能性 JR西日本

 JR西日本は、強い冬型の気圧配置による大雪に備えて、京都・神戸線や大阪環状線、奈良線などの京阪神の路線で、24日中に運休の可能性があると発表した(午前10時現在)。JR西は最新の情報に注意するよう呼びかけている。

 JR西近畿統括本部によると、近畿北部の山陰線や舞鶴線などの一部区間については、この日午前中から順次運休を始めた。「こうのとり」や「スーパーはくと」など特急列車も計33本が運休する。

 25日も運休の可能性がある。最新の運転状況は、JR西のホームページ(http://trafficinfo.westjr.co.jp/list.html)で確認できる。

8:30

日本海側の空の便に影響

 日本航空は北陸など日本海側を発着する62便を欠航する。全日空も43便の欠航を決めた。

8:00

新幹線、運休や大きな遅れはなし

 JR東海とJR東日本、JR西日本、JR九州によると、管内の新幹線に運休や大きな遅れは出ていない。

    ◇

 この冬一番の強い寒気が日本の上空に流れ込む影響で、24日から26日にかけて北日本から西日本の日本海側では大雪となり、太平洋側の平地でも雪が降る見通しだ。気温も全国的に「10年に一度」の寒さが予想されるとして、気象庁が警戒を呼びかけているほか、国土交通省も不要不急の外出を控えるよう求めている。

 気象庁によると、25日午前6時までの24時間に予想される降雪量はいずれも多いところで、北陸90センチ▽関東甲信、近畿、中国70センチ▽東北、東海60センチ▽北海道、九州北部40センチ▽四国30センチ▽九州南部20センチとなっている。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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