人を傷つけ、時には命すら奪いかねないインターネット上の誹謗中傷。一体、誰が何のために投稿しているのか。取材班は、2年間にわたって中傷を繰り返していたとされる男を直撃した。
ネット上に溢れる“攻撃的”な投稿
インターネット上に溢れる匿名による書き込み。自由に意見を発信できる一方で、誰かを攻撃するような投稿も多い。著名人のSNSを見ると… (記者リポート)
「こちらはZOZOタウン創業者の前澤友作さんのツイッターです。9月6日には『株式投資で44億円の損失を出した』と投稿し、6万回以上リツイートされています。」 日本で最もフォロワー数が多い前澤氏に対しては、「死ね」や「気持ち悪い」といった中傷するような投稿も数多く見受けられる。一体、誰が何のために投稿しているのだろうか。
今年8月31日に「死ね」などと投稿していたアカウントに取材班は直接メッセージを送ってみた。すると、その1時間後、投稿自体が削除された。
“加害側”から不安の声が相次ぐ
今年5月、自殺をうかがわせる遺書を残して亡くなった女子プロレスラーの木村花さん(当時22)は、出演していた番組での言動をめぐり、SNS上で激しい誹謗中傷を受けていた。 【木村さんのツイッターより】
「死ね、気持ち悪い、消えろ、今までずっと私が1番私に思ってました。」 木村さんの死後、誹謗中傷を行った人たちは相次いで投稿を削除している。NPO「あなたのいばしょ」が運営する匿名で悩み相談ができるチャットには、当時、ある変化があったという。 (NPO「あなたのいばしょ」 大空幸星代表)
「(中傷の)加害側からの相談はほとんどきていなかったが、倍以上にはなっているかと思います。」
中傷を行った投稿者から「身元が特定される」などと不安の声が相次いだという。 【実際に寄せられた相談内容】
「花ちゃんにキモとか悪口を言いました。逮捕されちゃいますか。」
「お母さんが犯人を特定しているというニュースを見て、もうどうしようもない気持ちです。私の人生はこれで終わりなんですかね。」
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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