感染拡大が収束し、経済活動の回復を急ぐ中国・上海。市内全域の商業施設がセールやイベントを実施しているということですが、人々の消費は元通りになっているのでしょうか。
飲食店は客で賑わうが…
新型コロナウイルスの“震源地”となった中国。世界では5月上旬の時点でも感染拡大が続いていますが、上海の人々は日常を取り戻しつつあります。企業が経済活動を再開し、自宅待機やテレワークをしている人はもうほとんどいません。一部の企業は時差出勤を続けていますが、ラッシュ時の地下鉄の乗車率は感染拡大前の8割程度まで戻っています。さらに…
「こちらは上海の焼き肉店です。ほぼ全ての席が客で埋まっています。すごい賑わいです。」(記者リポート 4月17日)
かつて閑古鳥が鳴いていた飲食店では、入店時の検温こそ続けられているものの、客の入場制限などはなくなりました。上海では、3月中旬以降は新たな感染者がゼロ(※海外からの入国者を除く)という日々が続き、もう安全だと考える人々で賑わっているのです。焼き肉店の客に話を聞くと…
「状況はよくなりました。新型コロナウイルスの感染は今はもう落ち着いています。」(客)
「1か月も2か月も家にいたので、美味しい物を食べたいです。」(客)
しかし、経済の先行きへの不安感は消費に大きな影響を与えているようです。物語コーポレーション上海の岡田雅道総経理は次のように話します。
「平均で70%くらいです。当面の間は80%くらいの売り上げが続くのではないかという予測をしています。(Qどういう理由で?)長期の不景気に入っていると思っていますので、当面の間いろいろな施策をうっていかないとその数字すらも取れないのではないかと。」(岡田雅道総経理)
収束しても自動車ディーラーでは「来店客は50%以下」
中国では多くの企業が1か月以上の休業を余儀なくされましたが、基本的に政府からの補償はありません。香港メディアなどによりますと、今年1月~3月の第1四半期に46万社が倒産し、約230万人が失業したという情報もあります。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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