【特集】少しでも高く売りたい客と、少しでも安く買いたい店…熱いブランド品買取攻防戦の現場に密着 新型コロナの影響広がる中、ブランド品リサイクル業界の生き残りをかけた新たな戦略は「買取強化」(読売テレビ)

コロナで客足激減 大きく変わったブランド品リサイクル業界の今

高級ブランド品の販売買取をめぐり、少しでも高く売りたい客と、少しでも安く買いたい店が欲望渦巻く熱いバトルを繰り広げるブランド品のリサイクルショップ「ブランドオフ」。ところが今年は店の状況が一変。新型コロナウイルスの影響で客足が遠のき、例年とは違う戦いを強いられています。インバウンド需要も落ち込む中、生き残りをかけて店が打ち出した戦略は「買取強化」。国内流通が停滞しているにもかかわらず、出張や宅配、インターネットなど、様々なサービスを駆使してブランド品を買い集めているのです。客が持ち込む品物の中には、長年働く店長も「初めて見た」という、驚きの限定品も。大きく変わった買取交渉の「今」に密着しました。

買取攻防戦 高騰する金の腕時計をゲットせよ

香港や台湾など海外にも進出し、大阪のミナミでは3店舗を構えているブランド品のリサイクルショップ「ブランドオフ」。店内には、エルメスやシャネル、ルイ・ヴィトンなど、高級ブランドのバッグや時計がずらりと並んでいます。かつてはインバウンド需要で賑わい、札束が飛び交っていた店内も、新型コロナウイルスの感染拡大で現状は大きく変わってしまったといいます。 「大阪で緊急事態宣言が出されてすぐにお客様の足が止まってしまって、来店が少ないので買取の持ち込みも激減してしまっています。」(ブランドオフ心斎橋店 店長 上野貴史さん)

取材開始から7時間後、ようやく一人の客が店を訪れました。50代の建設業の男性が持ってきたのは珍しい18金ゴールドの腕時計。近年、金相場は高騰を続けており20年前の7倍となる1グラム7300円前後で取引されています(放送当時)。それだけに何が何でも手に入れたいと息巻く上野店長が査定した買取額は28万円。しかし、男性客は提示された金額に満足していない様子です。 「おいくらぐらいで、ご希望されていたんですか?」(上野店長)
「あとプラス10万・・・」(男性客)

頭を抱える上野店長。絞り出した金額は5万5千円上乗せの32万円5千円。ここで手を打ちたいところですが・・・ 「35万円にはならない?」(男性客) さらに粘る男性客。厳しい表情の上野店長。その様子を察してか、男性客の方から提案が。 「33万円ならどうですか?」(男性客) ここが落とし所と踏んだ上野店長。最初の査定額から5万円高くなってしまったものの、なんとか交渉が成立し、金の腕時計を仕入れることができました。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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