「懸命に走る姿で地域を盛り上げたい」。生まれ育ったつるぎ町半田地区で、地元愛を胸に聖火を掲げる。
貞光工業高校(現つるぎ高)を卒業後、進学や就職で5年間、古里を離れた。転職を機に地元に戻ると、急速に進行する過疎高齢化が気に掛かるようになった。
実家近くの自動車整備会社に、4年前に就職。地元消防団と町商工会青年部に若手が少なくなっていると聞き、「地域に貢献しよう」と加入した。
消防団では、消火活動をはじめ、月に2回の機材点検やパトロール、防災訓練などに積極的に参加。商工会青年部では、毎年4月に開かれる「桜フェスティバル」や8月の「さだみつ阿波踊り大会」などのイベント運営に携わるほか、阿波半田駅周辺で清掃活動をするなど地域の活性化に力を注ぐ。
仕事柄、住民と接する機会が多い。耕運機や自転車の修理、農作業を手伝ったお礼に、自宅で栽培した野菜を会社に届けてくれる人もいる。
「人が減って寂しくなったけれど、地域住民は家族のような存在だ。自分を成長させてくれた地元に恩返ししたい」。聖火リレーは感謝の気持ちを表す絶好の舞台となる。
徳島新聞
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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