大雨の影響で10日、九州北部各地で大雨特別警報が発表されました。福岡、大分、佐賀には「線状降水帯」が発生し、河川の氾濫(はんらん)や土砂災害が相次いでいます。朝日新聞社のまとめでは、福岡、佐賀、大分3県で5人が死亡し、3人が行方不明となっています。西日本から東日本の日本海側を中心に11日にかけて激しい雨が予想されており、気象庁が警戒を呼びかけています。
20:30
佐賀県唐津市は、浜玉町平原で土砂崩れに巻き込まれた住宅から見つかった70代の女性が、その後に死亡したと発表した。周辺ではほかに、50代と70代の男性計2人が行方不明になっている。佐賀県警などによると、土砂崩れは10日早朝に発生。女性は午後2時半ごろ救出されたが、心肺停止状態だった。
19:00
大雨被害 死亡4人、行方不明3人、心肺停止1人
朝日新聞社のまとめでは、10日午後7時現在、福岡県と佐賀県、大分県で死亡4人、行方不明3人、心肺停止1人の主な人的被害が確認されている。
福岡県では、久留米市の土石流現場で1人の死亡が確認された。同市の田んぼでは男性の遺体が見つかったほか、添田町の土砂崩れ現場で1人、広川町の用水路の軽トラックにいた1人の死亡も確認されている。
佐賀県唐津市では、土砂崩れに住宅が巻き込まれ、2人が行方不明、1人が心肺停止状態。大分県中津市では、「車に水が入ってきている」と通報した女性が行方不明となっている。
18:50
福岡県久留米市の土石流現場、70代男性の死亡確認
福岡県久留米市は、少なくとも住宅7棟以上が巻き込まれた同市田主丸町竹野地区の土石流の被害状況を発表した。
27人が住む計12世帯が土砂に巻き込まれるなど被害に遭い、70代男性が救助されたが、搬送先で死亡が確認された。26人は消防などに救助されるなど、それぞれ安否の確認が取れているが、20代と60代の女性計2人が重症、30~80代の男女計3人が中等症という。
18:00
鉄道は一部で運転再開
JR九州によると、一時運転を見合わせていた九州新幹線は10日午後6時現在、通常ダイヤに戻っている。鹿児島線の門司港―大牟田駅間や、日豊線の小倉―杵築間でも運転を見合わせていたが、午後3時以降、順次再開している。
西日本鉄道は、始発から鉄道全線で一時運転を見合わせていたが、貝塚線で正午に運転を再開した。一方、天神大牟田線は線路の冠水などがあり、復旧や点検に時間がかかっているといい、再開の見通しが立っていない。
17:30
福岡、大分両県の大雨特別警報は大雨警報に
気象庁は、福岡県と大分県の大雨特別警報を大雨警報に切り替えたと発表した。11日にかけて土砂災害の危険度が高い状態が続く見込みだとして、引き続き警戒を呼びかけている。
17:00
福岡県久留米市で男性の遺体発見、流されたか
福岡県警久留米署は、福岡県久留米市の野添川沿いの田んぼのあぜ道で、うつぶせの男性遺体を発見した、と発表した。署によると、10日午前9時53分、目撃者の男性から「(見えている)車が半分冠水している。運転手の男性が車から出る時に見えなくなった。流されたかもしれない」と110番通報があり、署員が下流付近を捜索したところ、午後1時15分ごろ、北西約3・5キロ先で男性遺体を見つけた。
車の所有者と連絡が取れていない。見つかった男性は40~50代、身長約170センチ。白髪まじりの短髪で、黒い半袖Tシャツ、黒のジーンズ姿だった。
17:00
福岡県広川町 水につかった軽トラックの高齢男性が死亡
福岡県警八女署などによると、10日午後1時20分ごろ、福岡県広川町広川の用水路で「白いトラックが流されている」「車内に人が乗っている」といった通報があった。軽トラックに乗っていた70代男性が救出されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。八女署は当時の状況を調べている。
15:00
高速道路 九州各地で通行止め続く
西日本高速道路(NEXCO西日本)九州支社によると、午後3時現在で、大雨と降雨による高速道路上への土砂の流出により、早朝から主要路線の上下線で通行止めが相次いでいる。
九州道と東九州道でそれぞれ3区間、大分道で2区間、長崎道で1区間でいずれも上下線で通行止めが続いている。解除のメドは立っていないという。
15:00
福岡県久留米市の土砂崩れで8人救助 1人と連絡とれず
福岡県久留米市によると、同…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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