大型の台風19号接近中
大型で非常に強い台風19号が日本列島に近づいています。勢力を保ったまま12~13日に西日本から東日本に接近し、上陸するおそれがあります。気象庁は11日までに備えを終えるよう早めの対策を呼びかけています。台風情報について、タイムラインでお伝えします。
10:00
政府、台風対策を指示
菅義偉官房長官は11日午前の記者会見で、台風19号の接近に伴い、「緊張感をもって被害状況の情報収集を徹底し、国民の安全安心の確保に万全を期していくこと、自治体等と緊密に連携し、先手先手の対策を講じるとの首相指示があった」と述べた。
閣議後の閣僚懇談会では、関係閣僚から大規模な停電発生への備えに対する準備に関する報告や、病院、水道、通信など重要施設の非常用発電機の燃料確保の要請などがあった。菅氏は会見で、「最新の気象情報や地元自治体からの情報に注意し、早め早めに事前の備えをお願いしたい」と呼びかけた。
10:00
東海道新幹線、東京―名古屋で終日運休
JR東海は11日、台風19号の接近に伴い、12日の東海道新幹線は東京―名古屋間で始発から運転を終日取りやめると発表した。名古屋以西は、名古屋と新大阪をそれぞれ午前6時台に出発する「のぞみ」「ひかり」「こだま」を上下各1本ずつ走らせるが、その後は運転を終日取りやめる。
13日は線路の安全を確認したうえで運転を再開するが、運転本数が減ったり、運休したりする可能性があるという。
11日7:30
日本航空も欠航を発表
日本航空は11~13日にかけて、羽田や成田を発着する便を中心に国内便と国際便の欠航を決めた。伊丹や関西、中部の発着便の一部にも影響が出ている。
11日は、国内線4便と国際線14便を欠航。12日は国内線513便、国際線72便を欠航する。羽田では早朝の出発便を除き、大半が飛ばないという。13日も国内線3便、国際線7便の欠航をすでに決めている。
10日
10日20:30
全日空、国際線の欠航も発表
全日空は、12~13日に羽田、成田の両空港を発着する国際線30便の欠航を決めた。
国内線は、12日に羽田、成田を発着する全便を欠航する。
20:00
東名高速の一部区間で通行止め
中日本高速道路は、高潮のため、西湘バイパス(神奈川県)と東名高速の静岡県内の一部区間を通行止めにしている。
通行止めになっているのは、西湘バイパス下り線の西湘二宮インターチェンジ(IC)―早川IC間と、東名高速下り線の富士IC―清水ジャンクション(JCT)間。
20:00
日航、12日は羽田発着便の大半が欠航
日本航空は11~13日にかけて、羽田や成田の両空港を発着する便を中心に、国内便と国際便の欠航を決めた。
11日は、成田発の国内線2便と成田、中部着の国際線3便を欠航する。12日は国内線377便、国際線35便が欠航。羽田では早朝の出発便を除き、大半が飛ばない。13日も成田着の国内線2便の欠航を決めた。
17:50
プロ野球CS第4戦中止
プロ野球セ・リーグは10日、大型の台風19号が関東地方に接近する恐れが高まっているため、12日に東京ドームで予定されていたクライマックスシリーズ(CS)最終ステージの巨人―阪神第4戦を中止すると発表した。第4戦が行われる場合は翌13日に順延となり、以降の試合も順次繰り下げて開催される。あらかじめ予定されていた15日の予備日も正式日程となる。
同じく12日に行われるパ・リーグ最終ステージの西武―ソフトバンク第4戦(メットライフドーム)も中止になる可能性がある。
ドーム球場での開催試合で、台風によるCSの中止は2014年のパ・リーグ第1ステージ、オリックス―日本ハム第3戦(京セラドーム)以来、2度目。
17:00
全日空、12日の羽田・成田全便を欠航
台風19号の接近に伴い、全日本空輸は10日、12日に成田と羽田の両空港に発着する国内便すべてを欠航すると決めた。ほかにも11~13日にかけて、国内便を中心に遅れや欠航の可能性があるという。
11日には、八丈島、大阪(伊丹)、関西、神戸を発着する便で終日、羽田、成田、中部では午後に発着する便で遅れが出たり欠航したりする可能性があるとしている。
日本航空も、羽田・成田を12日に発着する便の多くが欠航する可能性があるとしている。11~13日にも各空港で遅れや欠航を見込んでいる。
スカイマークやエア・ドゥでも11~13日に羽田、中部、神戸などの空港で終日または大部分の時間帯での欠航を決めているほか、多くの航空会社で羽田・成田の11~13日の便を中心に遅れや欠航を見込んでいる。
16:00
東海道新幹線、12日昼前から本数減
JR東海は10日、台風19号の接近に伴い、東海道新幹線東京―新大阪間で、12日昼前から運転本数を減らしたり、運転を見合わせたりするとの方針を発表した。13日も風雨の状況によって運転中止などの可能性があるとしている。
15:00
西武も計画運休の可能性
西武鉄道は10日、台風19号の接近に伴い12日昼以降の運転を取りやめる可能性があると発表した。
防災用品求め、ホームセンターに列
大型で猛烈な台風19号に備えようと、東京都内では10日、慌ただしく防災用品を買い求める人たちがホームセンターで列をつくり、品薄となった。
東京都足立区のホームセンター「ロイヤルホームセンター足立鹿浜店」では、9日ごろからブルーシートが急に売れ始めて品薄に。10日午後には倉庫に備蓄してあった商品を次々と補充していった。
ブルーシートを購入した同区内の女性(71)は自宅が築50年で、雨漏りを心配する。「千葉県で屋根が飛ばされているのをみて、怖くなった。準備だけはしておかないと」
同店ではブルーシートの他に、ガラスの飛散を防ぐガラスフィルムが完売。懐中電灯やガスボンベ、養生テープなども在庫が少なくなっているという。
発電機についての問い合わせも多いが、千葉県の台風の影響で新たな商品が入荷できない状態が続いているという。川畑亨介店長(42)は「すでにどこの店舗も防災用品は品薄の状態。早めの準備をお願いできれば」と話した。
13:00
東急、計画運休を予定
東急電鉄は10日、台風19号の接近に伴い、12日から13日午前にかけて運転本数の削減や運休を予定していると発表した。詳細は11日に公表するという。
12:00
ラグビーW杯、2試合中止
ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会の組織委員会は10日、東京都内で記者会見を開き、台風19号に備えて、12日の3試合のうち、ニュージーランド―イタリア(愛知・豊田)、イングランド―フランス(横浜)の2試合を中止すると発表した。安全を第一に考えたという。過去8回のW杯で中止は初めて。残る1試合の日本と同じA組、アイルランド―サモア(福岡)は予定通り行う。
11:30
JR各社、計画運休も
JR東日本は10日、台風19号の接近に伴い、12日から13日にかけて首都圏の在来線や新幹線の運転を取りやめる可能性があると発表した。JR東海も、東海道新幹線東京―新大阪間で運転本数を減らしたり、運転を見合わせたりする可能性があると発表した。両社とも随時、情報を更新していくという。
10日11:00
小田急、ロマンスカーの運転見合わせ
小田急電鉄は10日、特急ロマンスカーの12日の運転を終日取りやめると発表した。ほかの電車についても、12日から13日午前にかけて運転を中止したり、本数を減らしたりする可能性があるとしている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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