【詳報】奈良県警本部長が謝罪「警護・警備に問題、否定できない」

【動画】安倍元首相の遺体を乗せたとみられる車が自宅に=関田航、濱名康祐撮影

 参院選の街頭演説中に安倍晋三元首相(67)が銃撃され、亡くなるという事件から一夜が明けました。投開票日を翌日に控えた9日、与野党の幹部らは「暴力で民主主義は封殺できない」として、それぞれの形で選挙運動を続ける方針です。一方、警察は、殺人未遂容疑で現行犯逮捕した山上徹也容疑者(41)の捜査を進めています。政治や捜査の動きを追います。

18:00

奈良県警本部長「さまざまな問題点を早急に確認」

 奈良市で街頭演説中の安倍晋三元首相が銃で撃たれて死亡した事件を受け、奈良県警の鬼塚友章本部長(50)は9日夕、県警本部で記者会見し、「警護・警備に関する問題があったことは否定できないと考えている」と謝罪した。

 鬼塚本部長はさらに、「警護の態勢か配置状況なのか、個々の警護員の能力なのか、さまざまな問題点については早急に確認し、具体的な策の見直しをはかっていく必要がある」とも述べた。

 警備は、奈良県警が警備部参事官をトップとする態勢で対応し、県警の警察官に加え、警視庁から派遣された警護員(SP)も現場にいた。

17:00

石破茂氏「心の中に大きな穴があいたようだ」

 自民党の石破茂元幹事長は山形県上山市で街頭演説に立った。左腕に喪章をつけた石破氏は、銃撃によって亡くなった安倍晋三元首相について「考え方が違うところがたくさんあった。憲法経済政策、色々な論争をしてきた。その安倍さんがいなくなったというのは、心の中に大きな穴があいたようだ」と述べた。

 石破氏は第2次安倍政権では自民党幹事長や地方創生相を務めた。2018年の総裁選で安倍氏に一騎打ちを挑み政権批判を展開して以来、石破派のポスト冷遇など「冷や飯」の境遇が続いていた。

 安倍氏と距離はあったが、最大の功績については地方創生を挙げて、「大きな業績だった。この国を地方から変えようっていうことを安倍さんが始めた。これに失敗したら国が潰れる、という強い思いだった」と語った。

16:50

奈良県警本部長、安倍元首相銃撃事件で初の会見へ

 安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件で、奈良県警トップの鬼塚友章本部長が9日午後6時から県警本部で会見を開く。

 事件後、県警本部長が会見するのは初めて。

16:30

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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