豊島将之名人(30)=竜王とあわせ二冠=に渡辺明二冠(36)が挑戦している第78期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第4局は28日午前9時、東京都文京区のホテル椿山荘東京で再開された。
1日目の27日は、相矢倉から両者が互いの守りの金をはがす激しい展開になった。28日朝の再開後は1時間の昼食休憩、夕方の30分の休憩を挟んで指し継がれ、夜までに決着する見込み。(村上耕司)
18:00
休憩、席離れない名人
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渡辺挑戦者が99手目を考慮中に30分間の休憩に入った。持ち時間9時間のうち残りは豊島名人が6分、渡辺挑戦者は2時間14分。
両対局者に軽食が提供された。
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お品書きによると、豊島名人にはサンドイッチ、おにぎり2個(鮭、梅)、オレンジジュース。渡辺挑戦者には、おにぎり3個(ちりめんじゃこ、鮭、蜆佃煮)、イチゴショートケーキ、アイスコーヒー。
イチゴショートケーキのお皿には色鮮やかなフルーツも。オレンジ(アメリカ産)、スイカ(千葉県産)、シャインマスカット(山梨県産)、ゴールデンキウイ(ニュージーランド産)、メロン(静岡県産)。
秒読みに入っている豊島名人はなかなか席を離れず、考え続けている。(佐藤圭司)
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17:47
残り10分
豊島名人が96手目を考慮中、残り10分を切り、秒読みが始まった。
17:30
奇跡的な詰み筋
17時を過ぎ、後手の豊島名人が△8六歩と王手をかけた局面で渡辺挑戦者が腰を落として考えている。持ち時間は2時間半以上。勝ちを読み切るには十分の時間といえそうだ。
詳しくは中村太地七段の動画解説をみていただきたいが、局面は渡辺挑戦者の勝勢のようだ。△8六歩の王手に▲同玉△7八角成となった局面で、▲7一角と打てば変化は色々あるが詰んでいる。
振り返って、88手目に△5三玉が問題だった可能性があるという。仮に△5二玉とかわしていたらどうだったか。
現局面から△8六歩▲同玉△7…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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