豊島将之名人(30)=竜王とあわせ二冠=に渡辺明二冠(36)が挑戦する第78期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第5局は7日午前9時、東京都渋谷区の将棋会館で始まる。第4局で勝って2勝2敗に追いついた渡辺二冠が逆転するか、豊島名人が再び突き放すか、いずれが勝ってもタイトル獲得にあと1勝と迫る重要な一局だ。
拡大する名人戦第5局、初手を指す豊島名人=迫和義撮影
第5局は豊島名人の先手番。持ち時間は各9時間の2日制で、7日夕方に封じ手、8日午前9時に再開し、夜までに決着する見込み。立会人は屋敷伸之九段(48)が務める。(村上耕司、佐藤圭司)
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前例のない将棋に
22手目、渡辺挑戦者が△4二飛と指した。出だしは相居飛車だったが、四間飛車だ。豊島名人の積極的な指し手に対応した結果とは言え、検討室の棋士たちも驚いている。
副立会人の飯島栄治七段(40…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル