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豊島将之名人(30)に渡辺明三冠(36)が挑戦している第78期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第2局は19日午前9時、山形県天童市の天童ホテルで再開された。
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豊島名人が18日に封じた52手目は、攻めの手なのか、じっくり駒組みを進める手なのか、今後の展開を大きく左右する手として注目されていた。
対局は午後0時半からの昼食休憩、午後6時から30分の休憩をはさんで夜までに決着する見込みだ。(村上耕司)
11:40
渡辺三冠、焦らされている?
封じ手は△7三桂と自陣を整備する手だった。激しい展開も考えられたが、豊島名人はそういった手を見送り、じっくりとした駒組みを進めている。対する渡辺挑戦者も▲6六角~▲5九金~▲3七銀と自陣を整備した。58手目の△3四銀は先手の飛車を圧迫する狙いを秘めた手だ。
挑戦者は▲5九金に41分、▲3七銀に46分、そして△3四銀に対する一手に25分以上考えている。千田七段は「先手はちょっとずつ焦らされている感じ。3手連続で時間を使うのはあまり印象がよくない。苦労しているなという感じです」と話した。(村上耕司)
2時間かけた仮設の網
名人戦第2局の会場になっている天童ホテルでも、感染対策に余念がない。対局室には網戸がなかったが、換気するために急きょ仮設の網を設置することにした。
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第1局の会場だった三重県鳥羽市「戸田家」が網戸をつけたことを聞き、「うちもやります」。2時間がかりで、対局日の前日に取り付けたという。(高津祐典)
10:33
「また難しい手を…」
10時33分の着手。45分の考慮となった。△5四歩までの消費時間は▲渡辺4時間33分、△豊島5時間0分。
「△5四歩とは、また難しい手…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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