東京オリンピック(五輪)の開会式が23日午後8時から、東京・国立競技場で無観客で始まりました。コロナ禍の中で開催されるスポーツの祭典、人々の受け止め方は――。各地の表情と開会式の様子を詳報します。
22:32
最後に日本登場、旗手は八村塁選手・須崎優衣選手
入場行進が始まってから約2時間。最後に日本が登場した。バスケットボール男子の八村塁選手(23)と、レスリング女子の須崎優衣選手(22)が旗手を務めた。身長203センチの八村選手と153センチの須崎選手が、開会式に参加した選手・関係者約150人の先頭を歩いた。
22:05
上半身テカテカ、バヌアツにも
「上半身裸」の入場行進は、リオデジャネイロ五輪、平昌五輪で有名になり、今大会でもトンガ代表の旗手を務めたピタ・タウファトファだけではなかった。
135番目に登場したバヌアツ代表の旗手、リイ・リリオもオイルのようなものを塗って、上半身は裸というタウファトファと同じスタイルで登場。右手に国旗を持って堂々と行進していた。
リリオはボートの代表で、この日あった男子シングルスカル予選に出場。予選2組で最下位に終わり、24日の敗者復活戦に回ることになった。
21:10
あいうえお順に行進、「密」懸念も
日本語のあいうえお順で入場行進が続く。行進を終えた選手たちは、グラウンド内にとどまって記念撮影をしている。「平和の祭典」のムードは感じられるが、「密」が心配される状態に。スタッフとみられる人たちが退場を促していた。
20:45
開会式で9番目に入場してきたアルゼンチンは、選手たちが体を寄せ合って跳びはねながらリズムに乗って練り歩いた。選手や大会関係者の行動ルール(プレーブック)では、選手間の距離を2メートル確保するように促している。
20:40
初めて結成された2016年リオデジャネイロ五輪に続き、今回も国際オリンピック委員会(IOC)が立ち上げた。前回の4カ国10人から増え、今大会にはアフガニスタンや南スーダン、シリア、イランなど11カ国出身の29選手が参加する。陸上や水泳、柔道、バドミントンなど12競技に出場する。
旗手を務めたのは、競泳選手のユスラ・マルディニ(23)だ。内戦下のシリアから2015年夏にドイツに逃れ、リオ五輪にも出場し、ドイツ・ハンブルクで練習を続け、この日を目指してきた。
新型コロナウイルスが収束しないまま開かれる今大会の開催意義について、マルディニはこう持論を述べていた。
「世界中の人々が一つになり、希望の象徴になると思う。1年前は想像できなかった。実現してくれた日本に私たちは心から感謝している。感謝の形の一つとして、大会ではコロナ対策のルールを守ることを徹底していきたい」
20:38
ドラクエテーマ曲などにあわせ選手入場
午後8時38分。ドラゴンクエストやファイナルファンタジーなど日本で有名なゲームのテーマ曲に合わせて、選手入場が始まった。先頭は五輪発祥国ギリシャの選手団、2番目に難民選手団が続き、その後は国名の50音順に入場。漫画の吹き出しをモチーフにしたプラカードが掲げられた。
20:20
「中止!」 場外からデモ隊の声
無観客で行われている開会式…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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