【速報中】小池氏「新たな変異株と素手で戦っている」

 新型コロナウイルスの感染再拡大をどう食い止めるか。12日から東京都、京都府、沖縄県に「まん延防止等重点措置」が適用されるほか、一部の地域で高齢者へのワクチンの接種が始まります。各地の表情をタイムラインでお伝えします。

14:20

接種会場視察の首相「ほっとした表情多かった」

 65歳以上の高齢者向けに新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった12日、菅義偉首相は東京都八王子市の接種会場を視察した。視察後、首相は記者団に「ワクチンは発症や重症化に対してまさに切り札なので、一日も早く多くの皆さんにお受けいただけるようにしっかり取り組んでいかなければならない」と話した。

 首相はこの日、新型コロナのワクチン接種の調整を担う河野太郎行政改革相らとともに八王子市役所内に設けられた接種会場を視察した。記者団の取材に「接種を受けてらっしゃる方の表情を見ると、ほっとした、そんな表情の方が多かったことが非常に印象に残った」と語った。ワクチンを接種する人材の確保についても政府として支援していく考えも示した。

 また、視察後にあった関係者との意見交換について、首相は「ワクチンがいつ届くのか、早く情報提供してほしいという意見もあった。スムーズにワクチン接種ができるように意思疎通を図りながら進めていかなければならない」と述べた。

 高齢者向けワクチンの対象者は、約3600万人。米ファイザー製のワクチンが使われ、3週間の間隔をあけて1人2回接種する。住民票のある自治体で受けるのが原則で、接種券などが届く仕組み。会場となる体育館や医療機関などを選び、電話などで予約して接種を受ける。(森岡航平)

14:00

聖火リレー、法隆寺の五重塔を背景に

 奈良県内で聖火リレーの2日目となった12日、世界最古の木造建築の法隆寺(斑鳩町)ではミニセレブレーションやランナーの姿を一目見ようと大勢の人が集まった。

 奈良県では新型コロナウイルスの感染者が急増しており、9日には過去最多の96人を記録している。

 100年に1度となる聖徳太子1400回忌の大法要を終えたばかりの法隆寺の境内では、五重塔を背景に会場が設置された。集まった観客に対し、「密にならないように」「通路を開けてください」などとスタッフから繰り返し、注意のアナウンスがあった。

 和太鼓を携えたパフォーマンスもあり、スマートフォンやカメラが一斉に向けられた。

13:40

さいたまの高齢者施設 接種「思ったより痛くない」

 さいたま市では、特別養護老人ホームの入所者を対象に、新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。

 同市北区の特養にはワクチンを冷蔵保管する市内のサテライト型接種施設から50回分が届いた。集まった入所者25人に医師が「体調どうですか?」などと声をかけながらワクチンを打った。接種後は副反応の有無を確認するために約30分間待機。異常が出た人はいなかった。

 施設長の女性(58)によると、入所者からは「接種して安心」「思ったより痛くなかった」という声があったという。入所者はコロナ禍で1年以上、家族らと面会ができず、不便な思いをしていたという。それだけに「接種が始まり期待しているし、2回目の接種もある。まだまだ予防対策に手が抜けないなと思う」と話した。(上田雅文)

拡大する新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける特養の入所者たち=2021年4月12日午後1時42分、さいたま市北区の特養ホーム、上田雅文撮影

12:00

小池氏「変異株と素手で戦っている」 対策を呼びかけ

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、「まん延防止等重点措置」が適用された東京都の小池百合子知事が記者団の取材に応じ、「感染を皆さんと抑え込む重要な時期だ。さもないと病床が埋まり、入院している方や手術をお待ちの方が変更を余儀なくされるという別の問題も出てくる」と危機感をにじませた。

 また、小池知事は人の流れを減らすことが大事だとした上で、「経済界にはテレワークの徹底などをお願いしたい」と強調した。一方、高齢者向けのワクチン接種が12日から始まったことにも触れ、「(ほとんどの人にとって)重点措置期間中はワクチンがない。新たな変異株と素手で戦っているようなもので、皆さまの(感染防止対策への)ご協力が欠かせない」と訴えた。

11:20

官房長官「機動的に対応」大阪府の感染再拡大で

 新型コロナウイルスのワクチンをめぐり、加藤勝信官房長官は記者会見で、12日から始まった高齢者向けの接種について「一日も早くという思いを持っておられる思う。自治体と連携を取りながら、政府としてしっかり対応していきたい」と述べた。

 接種について、加藤氏は「国民一人一人が自らの意思で決定していただくこと」との認識を改めて示したうえで、政府として「科学的知見に基づいて正確な情報発信することや、希望する人が接種できる機会をつくっていくことが大事だ」と強調。自らの接種については「接種券が私のところに来ていないが、来れば適切に対応していきたい」とした。

 また、感染が再拡大している大阪府への緊急事態宣言の再発令の可能性については「基本的対処方針に沿って機動的に対応してく」と述べるにとどめた。

10:40

東大で入学式「コロナ乗り越え入学おめでとう」

 東京大の入学式が日本武道館(東京都千代田区)で開かれ、3100人が出席した。

 就任したばかりの藤井輝夫総長は新型コロナウイルスの陽性が判明して療養中。代わりに相原博昭副学長が祝辞を述べ、「よくぞこのコロナ禍を乗り越えて入学してくれました。ありがとう、そしておめでとう」と祝った。

 昨春は両国の国技館で予定されていたが新型コロナの影響で1974年以来の中止となったので、2年ぶり。感染防止のため、家族の出席と会場への同伴は認めず、式典の様子を映像配信した。

拡大する式辞を述べる東京大学の相原博昭副学長=2021年4月12日午前10時43分、東京都千代田区、井手さゆり撮影

10:20

丸川五輪相 五輪開催「世界の状況も見て判断」答弁

 丸川珠代五輪相は12日午前の衆院決算行政監視委員会で、東京五輪・パラリンピックの開催について、「我が国の状況だけではなく、世界の状況を見て判断しなければならない。常に状況の変化を把握しながら、最高の環境を用意できるよう、観客の状況についても予断を持たず、対応していくことが必要だ」と述べた。

 立憲民主党の山内康一氏への答弁。山内氏は、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて「どういった状況になると開催が危うくなるという基準も検討しているのか」と政府の方針を尋ねた。

 丸川氏は大会を開催する場合の医療従事者の確保についても問われたが、「特に1日で一番たくさん競技がある時、全国32会場で医者100人、看護師100人程度がコロナ感染症の対応にあたる。地域の医療体制に影響を与えないためにどうするかを引き続き協議していく」と説明した。

10:30

長野・北相木村で高齢者接種始まる コロナワクチン

 人口約700人の長野県北相木村で高齢者向けの新型コロナウイルスワクチン接種が始まった。村内唯一の医療機関、北相木村診療所には65歳以上の村民らが訪れた。

 最初に受けたのは、家族の車でやって来た村内最高齢の高見沢袈裟久(けさく)さん(100)で、「ふつうの注射と変わらず、気分を楽に受けられました。感謝です」と話した。

 村は高齢化率が約4割で、ワクチン接種の対象となる高齢者は約270人。4月中に国から配られるワクチンが少量のため、長野県内では事前に先行接種でノウハウを確かめるモデル市町村を県が募集した。選ばれた北相木村は県内で最も早く、先週にワクチンが配られていた。

拡大する新型コロナウイルスワクチンを接種する長野県北相木村の井出高明村長=2021年4月12日午前10時2分、藤原伸雄撮影

10:00

菅首相、大阪の状況「今の方が厳しい」

 菅義偉首相は12日午前の衆院…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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