【速報中】東日本大震災からあす13年 ベガルタ仙台がホームで勝利

 東日本大震災の発生から11日で13年。大切な人を失った悲しみや郷里への思いを抱えながら祈りを捧げます。かけがえのない日常と「次」への備えについて考える、そんな一日に。各地の動きをタイムラインでお届けします。

■■■3月10日■■■

15:15

 サッカーJ2ベガルタ仙台は10日、本拠地のユアテックスタジアム仙台(仙台市泉区)で東日本大震災復興祈念試合に臨んだ。試合前には選手や観客ら全員で1分間、黙禱(もくとう)した。スタジアムには、1万3179人が来場し、今季のJ2ホーム開幕戦を勝利で飾った。

 対戦相手は水戸ホーリーホック。前半は拮抗(きっこう)した展開が続く。迎えた後半、ホームの大声援を受け、MF郷家友太のパスに抜け出したMF相良竜之介が決勝ゴールを決め、1―0で勝利した。

14:46

「慣れ親しんだ場所だった」荒浜で手を合わせる 仙台市

 仙台市若林区の荒浜で、村主香織さん(51)らが、午後2時46分の震災発生時刻に、海に向かって手を合わせていた。

 趣味のサーフィンでよくこの周辺の海に来るといい、毎年祈りに訪れている。「慣れ親しんだ場所が津波で一気になくなったことは忘れられない。海に関わっている限り、来年以降もずっと来ると思います」

13:30

ラグビー追悼試合、釜石シーウェイブスが得点 岩手・釜石市

 ラグビー・リーグワンの釜石シーウェイブスの試合が、岩手県釜石市の釜石鵜住居復興スタジアムで始まり、シーウェイブスが初得点をあげた。「東日本大震災復興祈念試合」と銘打ち、選手たちは被災地に勇気、元気を与えようと躍動した。

 試合前には、スタジアム外周で、県立釜石高校の有志でつくる震災伝承グループ「夢団」が、各地から来た観戦客に語り部活動をした。

 生徒たちには、震災の記憶がほとんどない。初めて語り部をした1年の森美恵(みさと)さんは「私が話していいのかと葛藤があったが、熱心に聞いてくれたので伝わったと思います」。

13:30

バスケB2の復興祈念試合始まる 試合前に追悼の大合唱 盛岡市

 バスケットボールB2・岩手ビッグブルズの「東日本大震災復興祈念試合」が盛岡タカヤアリーナ(盛岡市)で始まった。対戦相手は、青森ワッツ。ブルズの水野哲志社長によると、選手や社員は「絶対に負けられない日」と胸に刻み、試合に臨む。

 試合に先立ち、県内の中高生ら約230人と観客が「花は咲く」を合唱した。また会場全体で1分間の黙禱(もくとう)をして、追悼した。

 ブルズは震災と同じ2011年にbjリーグ(当時)に参入後、これまで「復興のシンボル」として岩手とともに歩んできた。13年経つ今も、震災で起こったことを忘れないでほしいと、クラブ初の試みとして合唱が企画された。

 同じ対戦相手だった前日9日は95―93で勝ちきった。選手は普段の赤色に代え、祈念試合のための特別な青色のユニホームに身を包み、連勝を目指す。

11:00

震災と被災地を記録してきた3人が語り合う 仙台市

 せんだいメディアテークでは、震災や被災地をさまざまな形で記録してきた3人の展示が開かれている。この日は3人が集まり、それぞれの記録について話し合った。

 震災前から仙台市の風景写真…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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