7日午後10時41分ごろ、千葉県北西部を震源とする強い地震があり、東京都足立区、埼玉県川口市、同県宮代町で震度5強を観測した。被害情報や影響、首都圏の様子などをタイムラインで伝えます。
00:47
JR中央・総武線が運転再開
JR東日本は8日午前0時47分、稲毛―千葉間の上下線で運転を見合わせていた中央・総武線で各駅停車が運転を再開したと発表した。
00:33
JR東日本は8日午前0時33分、八高線が運転再開したと発表した。高麗川―高崎間で遅れが出ている。
00:25
JR東日本は午前0時25分、山手線が運転を再開したと発表した。
00:20
埼玉県警によると、7日午後11時10分ごろ、同県草加市瀬崎1丁目の住宅が燃えているのに、駆けつけた警察官が気づいた。8日午前0時20分現在、木造3階建ての建物が燃えている。けが人の情報は入っていない。
00:15
帰宅難民「ホテル泊まろうかな」
さいたま市浦和区のJR浦和駅東口のタクシー乗り場にいた埼玉県川口市の会社員金光雅仁さん(45)は、出張先の仙台から川口市の自宅に帰る途中で、JR京浜東北線に乗っていたとき、緊急地震速報が鳴った。浦和駅に着いたと同時に、横にゆさゆさと揺れる大きな揺れを感じた。
しばらく座席に座って待っていたが、車内のアナウンスで「再開の見通しが立っていない」と聞き、タクシーを待つ20人ほどの行列の後ろに並んだという。
「大きい地震だった。朝がばたばたするのでとにかく早く帰りたい。どうしようもないのでビジネスホテルに泊まろうかな」
00:15
JR京浜東北線 運転再開の見込みたたず
東京都品川区のJR大井町駅の中央改札口周辺では、「京浜東北線の運転再開の見込みはたっていません」という放送が流れるなか、約40人がスマートフォンを見たり、駅員に見通しを尋ねたりして運転再開を待っていた。駅前のタクシー乗り場には20人ほどの列ができていた。
JR東日本大宮支社によると、7日午後11時46分現在、京浜東北線大宮―大船間、埼京線大宮―大崎間、川越線高麗川―大宮間、宇都宮線黒磯―東京間、武蔵野線府中本町―西船橋間の上下線で運転を見合わせている。
地震のため駅と駅の間で停車した車両は、順次、次の駅まで進み、乗客を乗せたまま止まっている。地震の揺れに伴ってけがをしたり、車内で体調を崩したりした人がいるという情報は入っておらず、線路や駅の施設が損傷を受けたという情報もないという。
00:21
東京メトロ 運行再開もダイヤ乱れる
東京メトロは8日午前0時21分現在、日比谷線の人形町―中目黒間と東西線の中野―葛西間で折り返し運転をしている。東京メトロのほかの各線は運行を再開しているが、ダイヤが乱れている。
00:08
埼玉県川口市 ブロック塀倒壊・水道管破損
埼玉県川口市危機管理課によると、市内では水道管の破裂が1カ所、ガスボンベが倒れたのが1カ所、鳩ケ谷駅構内での水漏れ発生といった情報が入っている。
ブロック塀が倒れて道路に散乱しているという情報も入っているが、けが人の情報はないという。
00:04
都内の停電250軒が解消
東京電力のホームページによると、地震の影響で東京都内で停電していた約250軒について、8日午前0時4分時点で停電は解消されたとしている。
00:00
海保が東京湾を巡視 現状で被害なし
第3管区海上保安本部は7日夜から巡視船艇を出動させ、東京湾内の船舶被害や沿岸部状況について確認を進めている。8日午前0時現在、被害に関する情報は入っていないという。
23:54
JR東日本によると、東北新幹線は午後11時22分、上越・北陸新幹線は午後11時54分に運転を再開した。一方、東海道新幹線は東京―小田原間で運転見合わせが続いている。
23:45
目黒区の建物内 2件の閉じ込め通報
東京消防庁によると、7日午後11時45分現在、目黒区の建物内で閉じ込められているという通報が2件あった。事実関係は確認中。調布市の老人ホームと千代田区のビルでの火災通報のうち、調布市の通報は火災と確認できなかった。けが人搬送などの情報はないという。
23:35
JR蒲田駅「運転再開のめどは現時点で立っていません」
東京都大田区のJR蒲田駅では、京浜東北線が運転見合わせとなり、乗客ら数十人が足止めとなって改札付近に集まっていた。「運転再開のめどは現時点で立っていません」とのアナウンスが繰り返し流れ、あきらめてタクシーに乗る人もいた。
帰宅しようとしていた埼玉県川口市の男性(40)は「最初はバスが通った振動かと思ったら、電柱や電線が動いていて、街が揺れていた。電車が動くまで待つしかない。仕方ないですね、誰のせいでもない」と話した。
23:30
「今夜はネットカフェに泊まるしかないか」
東京都大田区のJR大森駅前では7日午後11時30分ごろ、100人ほどの利用客が改札口前で足止めされていた。
「今夜はネットカフェに泊まるしかないか」。川崎市のアルバイト男性(64)はため息をついた。
大田区の物流工場で仕事を終え、同僚10人と乗ったマイクロバスが信号で停止中に、携帯電話の地震速報が一斉に鳴った。直後に大きくバスが揺れたという。「東日本大震災を思い出して怖かった。バスでもあれだけ揺れるのか」
8日午前5時半から、川崎市内でスーパーマーケットでの仕事が控えている。「早く帰って休みたいのにどうしようもない」。大型スクリーンの路線図では、運休を示す赤い表示が明滅していた。
23:00
羽田空港は滑走路を順次再開
羽田空港では午後11時現在、4本ある滑走路を順次再開し始めた。滑走路閉鎖中に到着予定だった3便は、すでに着陸しているという。
地下鉄「さきほどの地震の影響で、全線が停車しています」
東京都中央区の東京メトロ東銀座駅では地震発生直後、停車中の車両から乗客が不安そうな様子で次々にホームに降りていた。
電車はそのまま発車せず、駅員は「さきほどの地震の影響で、全線が停車しています」とアナウンスしていた。
改札口には、帰宅できない人の姿が。都内の会社員男性(47)は「最近、各地で大きな地震が相次いでいる。なんだかとても不安な気持ちになる」と話した。
中央区のマンション「エレベーターはなるべく使わないよう」
地震発生直後、東京都中央区のマンションでは、住民が自宅から出て、スマートフォンを握りしめながら不安そうに周囲をうかがっていた。マンション内には、「エレベーターは通常通り動いているが、なるべく使わないよう」などのアナウンスが流れていた。
住民の女性(60)は「東日本大震災を思い出してしまった。棚の引き出しがずれた程度だったが、本当に怖かった」と話した。
銀座はタクシー乗り場に列
東京・銀座周辺では、地震で電車に乗れなくなった人たちがタクシー乗り場で列を作っていた。バーを経営しているという女性(55)は「営業が終わり、店を片付けている時に、縦揺れに襲われた。大きな揺れで怖かった。次の揺れが来ると怖い」と話した。
自転車で通りかかった男性(66)は「ビルの中に人が閉じ込められているという連絡があり、今から向かうところ。びっくりした」と話した。
足立区にいた記者、その場に座り込んだ
震度5強を観測した東京都足立区。国道4号沿いにある築31年の鉄筋のマンションでは、緊急地震速報とともに「ドスン」という音がして大きく揺れた。
立っていられないほどの揺れで、記者はその場に座りこんだ。家具が倒れたり、物が落ちたりすることはなかった。
中央区の居酒屋「ガスの栓を閉めて!」泣き出す店員も
閉店作業中だった東京都中央区の居酒屋では、横揺れが始まるのとほぼ同時に、店員らのスマートフォンから緊急地震速報の警報音が鳴り響いた。
男性従業員が「ガスの栓を閉めて」と叫ぶ中、座り込んで泣き出す店員もいた。
地震発生、京王線特急は停車
地震の発生時、新宿から八王子方面に向かう京王線特急電車内には多くの乗客がおり、地震の発生を伝えるスマートフォンの音が一斉に鳴り出した。
走行中の車内では揺れはほとんど感じられなかったが、直後に安全確認のため停車。「震度5の情報があります」とのアナウンスが入ると「え!」と乗客から声が上がった。10分ほどして運転を再開したが、その後は速度を25キロほどに落として走行した。
コンビニのベトナム人アルバイトも驚く
JR大森駅(東京都大田区)近くのコンビニ店でアルバイトをするベトナム人男性(23)は、「ペットボトルの水を並べているときに突然、携帯電話の速報がなって驚いた。陳列しているお酒のビンがガタガタ揺れて、だんだん揺れが大きくなった。商品が倒れることはなくてよかった」と話した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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