きょう5日(水)は、きのう4日(火)以上に気温の上がる所が多く、東北南部から西日本にかけて、最高気温が35℃を超える猛暑日地点が続出しそうだ。気温の上昇とともに大気の状態が不安定になるため、山沿いを中心に天気の急変にも注意したい。また、東北北部や北海道では、断続的に激しい雨が降る所がありそうだ。
晴れる地方も山沿い中心に天気の急変に注意
きょうも夏の高気圧に覆われ、東北南部から西日本では晴れる見込み。ただ、気温が上昇する午後は大気の状態が不安定になり、山沿いを中心に雨雲が急発達し、局地的に非常に激しい雷雨になるおそれがあるため、天気の急変に気を付けたい。
また、低気圧や前線の影響で、東北北部や北海道は雨が降り、北海道では断続的に雷を伴った激しい雨の降る所もある見込み。
土砂災害や低地の浸水、河川の増水などに注意・警戒し、落雷や突風、降ひょうにも注意が必要だ。
体温を超えるような暑さも 熱中症に警戒
日に日に暑さが増しているが、きょうも東北南部から西日本・沖縄にかけては強い日差しが照り付け、きのう以上に暑くなりそうだ。最高気温が35℃を超える猛暑日も続出するとみられ、中には、京都で38℃など体温を超えるような危険な暑さになる所も出てきそうだ。
<きょうの予想最高気温>
38℃ 京都
36℃ 大阪・名古屋・福島・熊谷(埼玉)・岐阜・奈良・岡山・日田(大分)など
35℃ 福岡・山形・前橋(群馬)・富山・鳥取・山口・熊本など
34℃ 東京・金沢・神戸・広島・鹿児島など
日田(大分)では5日連続の猛暑日になる予想など、連日、体温に迫るような猛暑が続いている所も多いため、熱中症には警戒が必要だ。
今週後半は、多少、猛暑は落ち着く見込みで、きょうが今週の暑さのピークとなりそうだが、来週は再び気温が上昇し、さらに危険な暑さになる予想もある。
熱中症への警戒は緩めずに、こまめに水分補給をする、屋内では冷房を使用するなど、少しでも体に熱がこもらない工夫を心掛けたい。また、屋外では周囲の人から十分に距離を取り、マスクを取って日陰で休憩することも必要だ。
(気象予報士・海老原美代子)
Source : 国内 – Yahoo!ニュース