【6日の天気】梅雨前線活発な状態続く　大雨による土砂災害や河川の氾濫に厳重警戒（ウェザーマップ）

　きょう6日(月)は、梅雨前線の活動が活発な状態が続き、西日本から東北にかけて広範囲で大雨のおそれがある。
　すでに大雨による大きな災害が発生している熊本県や鹿児島県周辺では、再び激しい雨の降っている所があり、土砂災害や河川の氾濫などに、厳重な警戒が必要だ。

活発な梅雨前線北上　あすにかけても大雨警戒

　本州付近に停滞している梅雨前線の活動が活発な状態が続いている。前線は今夜には東北地方まで北上し、あす(7日)にかけて西日本の日本海側から東北地方に停滞する見込み。
　きょうも、西日本や東日本太平洋側を中心に、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる見通しで、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫などに警戒が必要だ。また、竜巻などの激しい突風や落雷、降ひょうにも注意が必要となる。
　さらに、あすにかけて雨が続き、九州から東北にかけての広範囲で総降水量が増えるため、大雨への警戒を緩めず過ごしたい。

熊本・鹿児島は土砂災害に厳重警戒

　きのう(5日)夜遅くには、鹿児島県の甑島で50年に一度の記録的な大雨となったが、きょう午前5時現在、鹿児島県や熊本県の一部には発達した雨雲がかかっている。すでに大きな災害が発生している熊本県や鹿児島県周辺では土砂災害の危険度が高まっている中、このあとも昼前後にかけて、雷を伴った非常に激しい雨の降る所があり、新たな土砂災害の発生や河川の氾濫に厳重な警戒が必要となる。

北海道と沖縄は晴れて、真夏の暑さ

　きょうは、北海道と沖縄では晴れ間が広がり、北海道でも旭川で予想最高気温が30℃など真夏日になる所がありそうだ。沖縄や北海道では暑さ対策、紫外線対策を忘れずに行いたい。
　雨が降る所では、最高気温が平年を下回る所が多いが、湿度は高い。食品の管理などには引き続き気を付けたい。 ＜6日の予想最高気温(前日差)＞
札幌　28℃(±0℃)　真夏並み
仙台　24℃(+2℃)　平年並み
東京　26℃(-2℃)　6月下旬並み
名古屋　26℃(-4℃)　5月下旬並み
大阪　26℃(-4℃)　5月下旬並み
福岡　28℃(±0℃)　平年並み
那覇　32℃(±0℃)　平年並み （気象予報士・海老原美代子）