ドラッグストアやスーパーなどで手に入らないマスクが最近、町のあちこちで並び始めています。中には、山積みの店も・・・。入手ルートは?性能は?ところ構わず“販売”されている「割高マスク」。その実態を探りました。
異業種参入で月7億枚供給も・・・品薄のマスク
ゴールデンウィークが明け、オフィス街には、マスクをつけた会社員らの姿が戻った。しかし、ドラッグストアやスーパーなどでは、依然として「マスクの品薄」が続いている。今や、暮らしに欠かせないマスク。街の人は・・・
「今年買えてないです。薬局に並んでもたぶん買えないので」(若い母親)
「家でチクチク縫いました。(生地の)端切れがあまりないので、ハンカチとか使わなくなった弁当クロスありますよね。2枚合わせたらちょうどいいくらいの分厚さになります」(主婦)
「ネットでやっぱり買っています。高いですけど。品質なんて今は関係ないと思って。つけていないと町歩けないと、つけててなんぼやと思ってます」(夫婦)
そもそも、なぜ日本でマスクが足りなくなったのか…。2018年度の日本のマスク供給量は、ひと月あたり4億6000万枚。輸入が8割を占め、その大半が中国製だ。しかし中国で新型コロナウイルスが蔓延したことで、需要が急増。輸出が滞り日本はマスク不足に陥った。
「8割近くを中国に生産を依存していた中、国内で新たにマスクを作ってくれる気持ちがある企業にお願いをしながら、補助金を出してやってもらっています。」(3月28日 安倍晋三総理大臣)
シャープなど異業種の参入で、政府は4月のマスク供給量が7億枚を超えると見込んだが、国民全員が毎日1枚使うと、ひと月で30億枚以上。到底、足りない・・・
衣料品店などに並ぶ“割高マスク”山積みの店も・・・
ところが、商店街を歩くと、驚きの光景が・・・
「雑貨店で不織布のマスクが売られています。そしてここから少し歩くと、右手の衣料品店、そして隣の店でも同じようにマスクを扱っています。この短い距離に3店舗、マスクを扱っている店が見つかりました」(記者リポート)
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース