Q:東京大空襲はいつ行われたの?
3月9日の深夜から10日未明にかけて米軍が行った空襲で、浅草や日本橋など東京の下町が標的になりました。東京が空襲被害に遭ったのはこの時だけではありません。散発的に空襲は受けていて、最初の被害は開戦5か月後の1942年4月です。
Q:なんで犠牲者がそんなに多いの?
東京の下町には人口が密集しており、木造家屋が多くありました。米軍はその状況を分かっていて、1700トンもの焼夷弾(しょういだん。※対象地域を燃やす兵器)を浴びせたのです。街は燃え、多くの市民が亡くなりました。
Q:どうして一般市民が狙われたの?
それまでの攻撃は、八幡製鉄所(現在の福岡県北九州市)や基地など軍事施設が主な対象でした。しかし、日本が降伏しなかったことなどから、一般市民を含んだ無差別爆撃に踏み切ったとみられています。
Q:東京以外にも空襲被害にあったところはあるの?
東京大空襲前にも沖縄・那覇の中心部が焼かれた1944年の「10・10空襲」などがありました。しかし、東京大空襲を皮切りに名古屋、大阪、神戸、横浜といった大都市が次々に空襲被害に遭い、それぞれで数百人~数千人規模の犠牲者が出ました。
Q:空襲による被害者は何人くらいいるの?
大規模都市以外にも空襲は行われ、例えば郡山、鹿児島、青森など全国的に被害がありました。広島・長崎への原爆投下も含めると、全国の死者は50万人に上るともされています。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース