「道の駅」と「海の駅」の二枚看板を掲げる兵庫県相生市の観光交流施設・あいおい白龍(ぺーろん)城に、姫路名物「えきそば」を提供するレストランがオープンした。車で食べに行けるえきそばの店として、観光客や地元の常連客らでにぎわっている。
えきそばは昭和24年に誕生した姫路のソウルフード。「まねき食品」(姫路市)がJR姫路駅のホームで提供してきたが、「和風だしと中華麺」のミスマッチが受け、現在では姫路駅周辺をはじめJR加古川駅(加古川市)や大阪・梅田など、主に“駅ナカ”や“駅近”にえきそばの店舗を展開している。
あいおい白龍城では、今年6月末に1階のレストランと土産売店の運営企業が撤退したため、同社に出店を打診した。これを受け、同社としては初めて本格的に定食を出す店舗形態に挑戦し、10月22日に「和ダイニングまねき白龍城店」がオープンした。
店内では「天ぷらえきそば」「きつねえきそば」「牡蠣(かき)えきそば」をはじめ、定食メニューやセットメニューを豊富に用意。定食にはミニえきそばが付く(みそ汁への変更も可)。同店のイチ押しは天ぷらえきそばにすし、天ぷらの盛り合わせ、デザートなどが付いた「えきそば御膳」。隣接する土産売店では、えきそばの乾麺や生麺のパック商品も販売している。
同社道の駅グループリーダーの中谷倫哉さんは「今後も同じような店舗展開を進めていきたい」と意欲を見せる。あいおい白龍城の運営会社は「あいおい白龍城は道の駅と海の駅を兼ねる全国でも珍しい施設。さらに『まちの駅』の認定も受けており、ここのえきそばも“駅ナカ”メニューです」とPRしている。
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
Leave a Comment