あおり男確保に騒然、東住吉署は「嫌だ」生野署主張(日刊スポーツ)

茨城県守谷市の常磐自動車道で10日、男性会社員(24)があおり運転を受け、車を停止させられた上、殴られた事件で、傷害容疑で茨城県警から指名手配された宮崎文夫容疑者(43)が18日大阪市内の自宅マンション近くの駐車場で県警に身柄を確保され、逮捕された。

【写真】大阪市内で連行される際、必死に抵抗する宮崎文夫容疑者

スーツケースを持った容疑者の知人とみられる女性も別の警察車両で任意同行。県警は女性についても、犯人隠避容疑で逮捕状を取る方針を固めた。宮崎容疑者は18日中にも茨城県警取手署に移送される。

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宮崎容疑者(43)は事件から9日目、16日の指名手配から2日後に逮捕された。捜査関係者によると「殴ったことに間違いない」と容疑を認めているという。

18日午前11時ごろ、大阪市の自宅マンション付近の駐車場に現れると、張り込んでいた茨城県警の捜査員たちに取り囲まれた。帽子をかぶり、マスクとサングラスで顔は隠していた。捜査員に車に押さえつけられながら、大声を張り上げ「暴れてない」「自分で出頭する」などと抵抗。捜査員が連れて行こうとしていた東住吉署は「嫌だ」などと主張し、別の生野署に出頭したいと叫んだ。

宮崎容疑者の手には事件当時、車に同乗していた女性が持っていた黒のガラケーとは別のピンク色の「ガラケー」があった。近くには、スーツケースを持った容疑者の知人とみられる女性の姿もあった。この女性は黒いガラケーを持っており「(宮崎容疑者を)絶対に生野署に連れてってくださいね」などと大声で訴えた。常磐道での傷害事件時に、宮崎容疑者の車に同乗していた「ガラケー」の女性とみられる。

宮崎容疑者は「そっちに一緒に乗りますから」と女性と同じ車に乗りたい様子。女性も「こっちに一緒に乗るから」などと警察に訴えた。しかし、押し問答の末、2人は別の警察車両に乗せられ、騒動から約30分後の11時30分ごろ、車が出発。大声が飛び交う騒ぎに多くの近隣住民が駆けつけ、騒然となった。

宮崎容疑者の逮捕容疑は10日、午前10時15分ごろ、茨城県守谷市の常磐道上り線の守谷サービスエリア付近で茨城県阿見町の男性会社員(24)の車を停止させ、「殺すぞ」などと言いながら男性の顔を複数回殴り、けがさせた疑い。

宮崎容疑者に白いSUV車を貸し出した神奈川県内のドイツ製高級車販売店によると、容疑者は試乗車で神奈川から大阪、福井まで走ったなどと話しており、7月21日の貸し出しから今月11日に「代理人」を名乗る男女3人が返却するまで2000キロを走行。返却時には後部ハッチとリアバンパーに傷が付いていた。この間、7月23日には愛知県岡崎市と静岡市で同じ車によるあおり運転が発生。茨城県警は他県警とも連携して捜査している。

捜査関係者によると宮崎容疑者を乗せた車は18日午後、茨城県警取手署に向け出発。18日中にも取手署に移送される。【佐藤勝亮】

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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